その58
「うぉ、何だ今の爆発音は⁉」
「あの子がまた何かを爆弾に変えたのか?」
蓮とナッキーは回りを見ながら走っていた。
「とりあえず泰智が心配だ。」
「そうですね。
あ、前から誰かが走ってきてますよ。」
「え、本当か?」
前を向くと泰智が何かを背負って走っていた。
「お、泰智無事だったのか‼
……って何で早苗背負ってるんだ?」
「足が……足が。」
「気にするな、走りすぎて足が痛いだけだ。」
「お、おうそうか。
……ナッキーは何で床を叩いてるんだ?」
「ちくしょう‼
俺にも理想の彼女が欲しい‼」
「……それより泰智、さっきの爆発音は何だったんだ?」
「俺の特製の爆弾だよ。
ちょっと色々あってミクロに投げたけどその後見たけど
跡形もなく消えていたんだ。
あ、後お前らが必死でミクロちゃんから
逃げていたのは偽物だったぞ。」
「え、マジでか。
道理で何かおかしいと思ったわ。
それよりも、ミクロちゃんはどこに行ったんだ?」
「多分死んではないと思う。
いくら近距離で爆発したとはいえ
ミクロちゃんがいないのはおかしいからな。」
「だよな。
なー、ナッキーお前はどう……。」
蓮はナッキーの方を見るとそのまま固まる。
「うん、どうした蓮?」
「あわ、あわわわ‼」
ナッキーは本棚の方を見てビックリしている。
「ナッキーもどうしたんだよ?」
泰智もナッキーの視線の方を見ると服が少しボロボロのミクロが
笑いながらこちらを見る。
その目は何かを見つけたような目だった。
右手にはさっきの剣を持っていたが炎が黒くなっていた。
「やっぱり生きてたか。
いや、生けてないとこっちが処刑されるけどな。
それよりあの剣……黒くなっている?」
「な、何かヤバイ雰囲気。」
「な、ナッキー確実にヤバイんだよ。
あの獲物を見つけたような目だぞ。」
蓮は少し取り乱していた。
「え、お前ら何言ってるんだ?」
「そうだよ蓮ちゃん。」
「お前らあの目を見て何か感じないのか⁉」
「いや、特に。」
「全然だよね泰ちゃん。」
「あ、兄貴たちは何ともないんですか?」
「あ、そうだったこいつらあれだ。
泰智は大分天然とか入ってるから
そんなのあんまり感じないんだ。
早苗はただ単に頭の中がお花畑なだけだ。」
「あ、今なんか悪口言われた。」
「それよりさっきより殺しにかかってくるのは確実だな。
ほら、さっさと逃げるぞ。」
泰智は蓮とナッキーの背中を叩く。
「あ、何か少し安心感が出た。」
「俺もっす。」
「はよ立て。」
「アハハ……次はどんなことをして壊そうかな♪」
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