その54
蓮・ナッキー視点。
「旦那、ずっと走ってますけど何か手はないんですか⁉」
「慌てるな、ずっと走ってたお陰で本棚の配置は大体わかった。そこで仕掛ける。」
「だ、旦那がそういうのなら従います‼」
蓮とナッキーが次の角を曲がるときに。
「今だナッキー全力で走って俺についてこい‼」
「了解です‼」
蓮とナッキーは猛スピードで角を曲がり次の次の本棚に隠れる。
「いいか、ミクロが来たらとりあえず
気絶させるぐらいの攻撃をする。
いいな?」
「お、オッケーです。」
話が終わると走ってる音が止まり歩く音に変わった。
それは徐々に近づいてきて影が見えた。
「今だナッキー‼」
「わかりました‼」
蓮とナッキーは飛び出して前にいたミクロ二人に
タックルをしてミクロ達は倒れる。
続いて後ろにいたミクロに蓮は木槌を取り出して横に殴る。
ナッキーは近くにあった本で殴った。
後ろにいたミクロ達も倒れた。
「ふぅ、何とかなった。
……ナッキー、何頭抱えているんだ?」
「あぁ、俺は幼女を殴ってしまった。
命の危険と感じたけど大変なことをしてしまった‼
あぁ、神よお許しください‼」
「お前は何の宗教に入っているんだ‼
ったく、それよりお嬢さんがたをどうするんだ?」
蓮はミクロの方を見ると消えていた。
「え?」
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