その52
泰智・早苗視点。
「ふぅ、何とか撒いたな。」
泰智と早苗はしゃがみこんで話している。
「で、こころちゃんのことどうするの泰ちゃん?」
「とりあえずお前はあまりうろちょろするな。
あの子がちらっとでも見えたらすぐに隠れて逃げる。
オッケー?」
「わかったよ泰ちゃん。
……もし、後ろに立っていたら?」
「え……それは逃げるしか。」
早苗はずっと泰智の後ろを見ていた。
泰智は早苗の視線で大体予想ができた為早苗の隣に前回りした。
泰智はすぐに後ろを見るとさっきまでいた位置に剣が刺さっていた。その後ろにはミクロがいた。
「あっぶねー‼」
「おぉ~泰ちゃん凄いね‼」
「言えよ‼
後ろにいるって言えよ‼」
「いや~、泰ちゃんのことだから
多分避けれるだろうと思って。」
「よし、これが終わったら覚えておけよ。」
「ふぇ⁉」
「それよりあっちだな。」
ミクロは床に刺さった剣を引き抜きこちらに近づいてくる。
「あー、やっと本物に出会えた。。」
「へー、よくわかったね。」
「剣を持ってなかったからおおよその予想はできたよ。」
「ふぅ~ん。
じゃあ次も予想で私の攻撃を避けてみてよ‼」
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