215/1019
その41
「ねぇ~、次は誰が私のオモチャになるの?」
「何か……結構ヤバイ感じだな。」
「まぁあいつほどスピードじゃないが早いな。」
「この幼女怖い。」
「三人とも早くこっちに‼」
「わ、わかりました。」
三人はミクロに背中を見せずに移動するが。
「あれ~?
何で放れるの?
あ、そっか~ミチが邪魔してるんだ。」
ミクロは走り一気にミチに近づく。
「え、早い。
ていうか人間のスピードじゃないよなあれ‼」
ミクロはミチにな殴ろうとする。
しかし透明な壁が現れて殴れなかった。
「みっちゃんいつの間にか壁を作ってたの?」
「ミクロがここに来たとき。」
「よ、よかった。」
「でも、所詮この子の前ではどんな壁でも壊すけどね。
みんな椅子の下隠し階段だから降りて。」
「え、あ、はい。」
「アハハハハ、さすがにうまくいかないか。
そうじゃないとすぐに壊れちゃうもんね。」
ミクロは左手で壁に手を当てる。
すると透明な壁はミシミシという音とともに粉々に砕け散った。
「な⁉」
「あらら逃げられた。
……でもまだお兄ちゃん達がいるもんね。」
感想や評価、ブグマよろしくお願いします。




