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俺達の冒険物語  作者: 梅松
エリュテーマ王国編
214/1019

40

「俺の苦労がー‼」


「そこ⁉

爆発じゃなくてそこ⁉」


「あ~、やっぱりこうなったか。

早くこっちに来た方が良いわよ。

……一様おねぇも。」


「は、はい。」


「ふん。」


「ミクロ。」


その瞬間、ミユはミクロの頬にビンタする。

ミクロの頬が少し赤くなる。


「お、おう。」


「ってたいな……。」


「?」


「痛いっつってんだろ‼馬鹿‼」


ミクロはミユの頬にビンタをする。

音からして結構凄い音がした。


「ふっ、ふふ、わ私はあなたより年上。

そんなビンタの一発どうって」


さらにミクロはミユの頬にビンタを3発した。


「あ、結構ヤバイ。

みんな離れた方がいいわよ。」


「おうふ。

結構凄い音がしたな。」


「……る。」


「え?」


「もう寝る‼‼」


ミユはそう言って階段を下りる。


「あ、待ってくださいお嬢様‼」


ユミはミユの後を追った。


「あの~、ミクロちゃん?」


「何なのあいつ……いっつもいつも偉そうに。

私より早く生まれたくせに。

私より弱いくせに。

むかつくむかつくむかつくむかつくむかつく。」


「そこの5人‼

早く離れて‼」


「え?」


「ほんっとにむかつく‼」


近くにいた5人にはミクロの目が赤黒くなってるように見えた。


「早くこっちに‼」


「な、何少し怒っていてもまだ子供だ。

そうだろエリ?」


「そ、そうだよなナッキー。

こーら、そんなに怒るとせっかくの」 


その瞬間、その場にいた人全員一瞬の出来事でわからないかった。いつの間にかエリが香奈達の本棚の方で倒れていたことに。


「え?」


「エリィィィ‼」


「シュリエリ回復させてやってくれ‼」


「わ、わかった‼」


「あは、アハハハハ‼

ダメだよそんなにあっけなく壊れちゃ。

私がゆっくり遊ぶんだから。」


「どうなってるんだ⁉」

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