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その31
地下の図書室。
「いや……これは広すぎだろ。」
周りは大量の本で埋め尽くされていた。
「もう図書室って範囲じゃないぞ。
図書館よりも多いかもな。」
「そうだな。
あ、誰か浮いてる。」
「お~、何か魔女みたい。」
浮いてる人はこちらに向かってくる。
「こんにちは。
私はここで秘書をやっているスミレといいます。」
「こ、こんにちは。」
「こんにちはスミレちゃん。
みっちゃんいる?」
「あ、メイシャさん、お久しぶりです。
ミチ様は上の階で本を読んでると思います。」
「ありがとう。
じゃあみんな上に行くわよ。」
「何かお探しの本がありましたら言ってくださいね~。」
「わかりました~。」
「蓮ちゃん、行くよ。」
「え、あうん。」
「あ~、今あの人に見とれてたんでしょ?
このこの。」
「ばっ、バカ何言ってるんだ‼」
「いやらし~。」
「だから違うって‼」
「おーい蓮、早くいくぞ。」
「ほ、ほら行くぞ早苗‼」
「はーい。」
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