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俺達の冒険物語  作者: 梅松
序章
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プロローグ2

初心者ですが読んでくれると嬉しいです。

「は………はぁぁぁぁぁぁ!!!??」


 俺を含めた全員が情けない声をあげた。ちょっと待てここにいる俺達は全員死んでしまったわけか。


「ふざけんなぁぁぁぁぁぁ‼」


「嘘だろ………。」


「夢なら覚めてくれ‼」


 怒りや絶望、現実逃避する人らが現れ全員パニックになった。


「では、ご理解いただけたのでこれから宮殿へ案内します。それと、来ない人らは一生この何もない空間に閉じ込められるので。」


 その言葉に全員静かになった。


「ちょ………ちょっと待て。」


 蓮は少し気になることがあり手を上げるが。


「質問等なら宮殿の中で伺います。」


 あっけなく断られてしまった。


「それでは、私達のあとに来てください。」


 二人の女性は歩いていく。さっきまでざわざわしてた人も歩きだす。そして、しばらく歩いてると広いところに出た。見たところ裁判所の中みたいなところだ。


「皆様お待たせしました。まずここは裁判の間です。」


「ここでは、皆様の人生履歴を見て天国や地獄、または第二の人生を異世界で過ごすのです。」


 つまり、本当の人生の別れ道というわけか。


「それではこれから質問を許可します。どうぞ何でも聞いてください。」


「それじゃあ一つ聞いていいか?」


 蓮は再び手を上げる。


「はい。」


「俺達はどうして死んでしまったのですか?」


「はい、それでは説明いたします。」


「皆様はそれぞれ死因は別々ですが、主な原因は地震のせいです。」


 なるほど、死因で地震か……。あのバスの会話がまさかフラグになるとは。


「他に質問は?」


「はいはーい。」


 なんとも緊張感のない声が聞こえてくる。しかもその声は知り合いの声に聞こえる。


「はいどうぞ。」


「さっきから気になってたけど、お姉さん達の名前って何ですか?」


 それは、そうだな。名前で言わなければ、両方とも困るかもしれないしな。


「そうですね。自己紹介が遅れました。私の名前はルコです。隣にいるのが。」


「マイです。どうぞお見知り置きを。」


 右側が先に名前を言い、左側の人も続いて名前を言う。

 なるほど、ルコさんとマイさんか………。


「では、時間になりましたのでどうぞ中に……。」


 ルコは手を宮殿の方に向けて言う。

 中に入ると、一番奥に、男性がいた。


「ようこそ。裁判の間へ。

 私の名前はギフィティー、どうぞお見知り置きを。」


 ギフィティーと名乗る男が歓迎するような声で、自己紹介した。


「では、これから天国に逝くものと地獄に落ちるもの、または第二の人生をおくるかまずわけます。」


「ちょっと待て。」


 この忌々しい声は田中だな。


「何かね君、さっき質問は終わったはずだぞ。」


「天国や地獄の説明してねーじゃねーか。」


「あぁそうだな、忘れていた。天国は平和だが何もないところだぞ。それに転生するには今からだと千年以上かかる。地獄は、罪人がいくところだ。地獄にいくときに説明してやる。」


 簡潔にまとめると天国は暇らしい。


「私は異世界の方をオススメするよ。異世界の方が自由に過ごすことができる。」


「具体的に何を?」


 突然隣の男(見たところサラリーマン)が手を挙げて尋ねた。


「いい質問だ、例えばモンスターを倒して経験値を上げたり、

魔王を倒したりする。いわばRPG ゲームみたいな感じだ。他には店を開いたり、村の村長になったりとかまーそんな感じた。」


 何か最後適当だったのは気のせいか?


「まーそんな感じた。時間も押しているしそろそろ始める。」


 いよいよ、今後の未来が掛かる裁判が始まった。


「まずはそうだな………倉田正彦。」


 ギフィティーが名前を呼ぶと、上から呼ばれた人に光が照らされる。


「えっ、僕。」


「そうだこっちこい。」


 倉田か……下の名前正彦だったのか。


「倉田正彦、高校二年クラスの中でしっかりものだったが、万引きを数回か……。」


「うっ…」


 あの倉田が万引きをしてたとは、どうりで田中達といたわけだ。


「まじかよ…。」


「あの倉田が?」


 など学校のクラスメイトの声が聞こえる。遠くの方で田中がニヤニヤしているのが目に浮かぶ。

 さすがの倉田もこんな人達の前でそんなことを言われへこんでいる。


「しかしそれ以外だったら凄くおこないもいい……合格。」


「えっ、本当ですか?あ、ありがとうございます‼」


 倉田は少し泣きそうな表情を浮かべる。

 以外と合格範囲も薄いのかな?


「次……田中。」


「はっ、はい。」


 今まで聞いたことのないハキハキとした田中の声が聞こえる。


「田中康裕、万引きや暴行、窃盗等々……地獄に行き。」


「ちょ…ちょっと待ってくれよ。」


「問答無用地獄行き」


 普段の行いがここで出たのか。まぁ誰から見てもそう思うが。


「次……関根。」


「はっ、はい」


 次は関根か…。


「関根和正、田中同様万引きや暴行、窃盗等々しかし裏で病気の母や妹の世話をしている。最近では、万引きをしたところに謝りに行ったり暴行した人達に謝ってる。法律的にはアウトだが………合格。」


 周りのクラスメイトが意外だなと言う声が聞こえる。それと田中の怒りの声が聞こえたが無視した。


「ありがとうございます。その前に一つ聞いてもよろしいですか?」


「なんだ?」


「母や妹は無事ですか?」


「あぁ、無事だ。」


「よ、よかった。」


 関根はそれを聞いて立ち崩れる。

 以外と関根は優しかったのだな。

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