表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺達の冒険物語  作者: 梅松
エリュテーマ王国編
196/1019

その22

「ちょ、泰智君何言って、」


「香奈、ちょっと静かに。

そうなんだろ?」


「うん……そうだよ。」


「何で嘘ついたんだ?」


「な、何が?」


「姉がいることをだよ。」


「だって。」


「何か理由があるんだったら聞くぞ。

俺とこのお姉ちゃんはミクロちゃんの味方だからな‼」


「本当に?」


「う、うん、本当よ。」


「……じゃあ話す。

お姉様は私を一年間位地下に閉じ込めたもん。」


「え、……え~と何か喧嘩でもしたの?」


「そんなのじゃない。

ちょうど一年前一番上のお兄様が亡くなったの。

その時、私はお兄様が死んだことは知らなかったの。」


「それは……なんで?」


「その時は私は部屋から出れなかったの。

多分私に知らせたくなかったのだと思う。」


「どれくらいで気がついたの?」


「1ヶ月がたったある日にメイドの人の話をこっそり聞いたの。

それでお姉様に聞いたの。

しかしお姉様は私にこう言ったの。

『もし知ってたとして貴方に何ができたの?』って。

それで私はお姉様と喧嘩したの。」


「なるほど、それは隠してたお姉ちゃんが悪いな。」 


「私には妹のために隠してたと思うんだけど。」


「いずればれるんだったら最初から言った方がまだ落ち着いたと思うんだけどな。」


「それで、私をどうするの?

お屋敷につれていくの?」


「どう考えても城なんだけどな。

……よし、お兄ちゃんに任せないさい‼」


「どうしよう、凄く不安。」

感想や評価、ブグマよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ