その18
「香奈、後ろ来てるか見といて。」
「わ、わかったわ。」
「後、大分揺れるのでしっかり掴んどけよ。」
「わか……え?」
泰智は近くにあった箱に登りそこから近くの家の
ベランダに飛び移り更に向かいの屋根めがけて飛ぶ。
「よし、成功したな。」
「4時までじゃないわよ‼
物凄く怖いよ‼」
「あはは‼
楽しいねお姉ちゃん‼」
「はは、ミクロちゃん凄いね。
この状況で楽しめるなんて。」
「だって楽しいんだもん‼」
「ますます早苗みたいだな。」
「確かに。」
「よし、じゃあ走るぞ。
しっかり捕まっとけよ。」
「え、まだこの状態なの⁉」
「いや、だってまだ追いかけてくるかもしれないからな。」
「そ、そうだけど。
……わかったわ、早くあの丘に行きましょう。」
「じゃあしっかり捕まっとけよ‼」
泰智は次から次えと屋根へ移る。
香奈は泰智の肩をしっかり掴みながら周りを見る。
その時、ミクロとあった広場の近くの棟の鐘に目を止める。
「そう言えば泰智君、あの広場で話してた時に鐘の音が聞こえたよね?」
「うん、聞こえたけど何?
その棟に何か気になるのか?」
「うん、少し変な音がしてね。」
「……ちょっと寄り道するな。」
「え、ちょっと気になっただけだよ。」
「でもな~、香奈が口に出して俺にいうぐらいだからな~。」
「でも確信が。」
「ちらっと見るだけだよ。
ミクロちゃん少しいいかな?」
「うん‼
いいよ‼」
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