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俺達の冒険物語  作者: 梅松
エリュテーマ王国編
191/1019

その17

エリュテーマ王国の裏通り。


「泰智君、何で裏通りに来たの?」


「香奈、ストーカーにあったことある?

もしくはストーカー被害にあったことある?」


「え?

何でそんなこと聞くの?」


「丁度、後ろにストーカーがいるからさ。

あ、後ろ振り向くなよ。」


「じょ、冗談だよね。」


「いや、さっきからおんなじ人がついてきてな。」


「え、どうするの?」


「走る準備しとけよ。

あそこを曲がったら走るからな。

ミクロちゃんもしっかり捕まっとけよ。」


「わ、わかったわ。」


「わかった~。」


泰智達は次の角を曲がろうとすると

二人の男が立ちふさがっていた。


「あ~、やっぱり他の仲間もいたのか。」


「へへ、やっぱりいい女だな。」


「それに幼女もいるじゃねーか。」


「うわ~、変態だ。

それとロリコンだ~。」


「そんなこと言える立場か?」


後ろを振り向くと更に二人いた。


「で、何?

俺を殴ってでも俺の仲間を取るのか?」


「それもいいな~。

でも俺らはそんな手荒な真似はしたくないんだ。

君達が断らなければこの男には何もしないよ。」


「お断りします。」


「は、即答か。

なら仕方ないな‼」


「よくいった香奈‼」


泰智は後ろの二人に素早い蹴りを入れ

香奈の手を引っ張る。


「さて、逃げるか‼」


「何で笑ってるのよ‼」


「今最高にわくわくしてるからさ‼」


「私も~。」


「ちっ、逃がすか‼」


「さて、このまま逃げるのは追い付かれるから

……仕方ないな。」


「え?」


泰智は次の角を曲がり止まる。


「た、泰智君どうしたの?」


「香奈率直に言う。

……おんぶさして。」


「な、ななな、何言ってるの⁉」


「このままだと追いつかれる。

なら俺が香奈をおんぶしたら早く走れる。」


「む、無理無理無理‼」


「いけるって‼」


「待てやごらぁー‼」


さっきの男が鉈をもって追いかけてきた。


「早く‼」


「も、もう分かった‼」


「よし、飛ばすぞ‼」


泰智は香奈をおんぶしたまま走る。


「やっぱり香奈は軽いな。

しかしやっぱり肩車とおんぶを同時にしたら結構しんどいな。」


「は、恥ずかしい。」


「あはは‼

早い早い‼」

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