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俺達の冒険物語  作者: 梅松
エルネア王国編
171/1019

その48

宿の前。


「じゃあな、次は会うときは酒飲めるようにしとけよ。」


「一生無理だよ。

二人とも忘れ物とかはないか?」


「あ、すみません少し待ってください。」


野狐はそういって馬車を降りて泰智の前に来る。


「これ、ありがとうございます。」


野狐は背負っていた剣を取りだし泰智に渡す。


「いや、これはお前が持っとけ。

それで次は妹さん守ってやれ。」


泰智はそういって野狐に渡す。


「わかりました。」


「黒髪の兄ちゃん、私にも何か頂戴。」


「こら、天狐‼」


「う~ん、そうだな。

じゃあこの宝石をあげるよ。」


「え、いいの⁉」


「別に宝石とかあんまり高い物とか持ってるだけで怖いしな。」


泰智はそういって天狐に宝石を渡す。


「すみません、泰智さん。」


「気にするなよ、俺があげたんだから。」


「じゃあそろそろ出発するか。」


「わかりました。

……蓮さんと泰智さん本当にありがとうございました。」


野狐は蓮と泰智に向かって頭を下げ馬車に乗る。

馬車はそのまま走る。


「また会おうぜ‼

じゃあなー‼」


泰智は両手を振りながら馬車を見送る。


「……いい兄弟だったな。」


「そうだな。」


「さて、おねぇ達が起きたら俺達も帰るか。」


「はい。

……あのおっさんはどこ行ったんですか?」


「飲みながら自分の家に帰ったよ。」


「そうですか。

あ、よっちゃんさん昨日剣を折ってしまいました。」


「あちゃー、折れたか。

なら、新しい剣を打ってやるよ。

それとさんはやめろ。」


「ありがとうございます、よっちゃん。」


「それでいい。

おーい、蓮も早くこいよ‼」


「はーい。

……何かさっきまで誰かに見られてた気がしたんだが

気のせいか。」

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