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俺達の冒険物語  作者: 梅松
エルネア王国編
169/1019

その46

噴水広場。


「それで、その半人の里って何ですか?」


「そうだな~、簡単に言うと半人しか住んでいない小集落かな。

たま~に人間が来るけど問題ないよ。」


「野狐、行くとこないんだったら行ったらどうだ?」


「そうですね……ならぜひお願いします。」


「じゃあよろしくね。

……え~と名前は?」


「あ、野狐です。

こっちは妹の天狐です。」


「こ、こんにちは。」


「なるほど天狐ちゃんに野狐君か。

なら、私のことはお姉ちゃんと言ってもいいよ。」


「そ、それは。」


野狐は少し照れくさそうにしている。


「うん、わかったお姉ちゃん‼」


「よし、じゃあ明日移動するからしたくしといてね。

他に質問があったらできる範囲で答えるよ。」


「なら、バス…」


「ナッキー、ちょっと話があるんだが。」


「あ、ごめん今のなしで‼」


「問答無用‼」


シュリはそう言うとナッキーの首もとをつかんで強引に裏路地に連行する。


「あ、なら何で髪の毛が黒とピンクの交互に別れてるんですか?」


「え~と確か泰智君だっけ?

それはね、私の親が影の一族だったからさ。

あ、母親が狐の半人で父親が影の一族だよ。」


「へー、いわゆるハーフってやつか。

そうだよね蓮ちゃん‼」


「いや、親が半人の時点でもうハーフなんだけどな。」


「早苗、ちゃんと話を聞こうね。」


「はーい。」


「他に質問ないかな?」


「なら、ヒッ…。」


「よし、お前も連行だ。」


「あ、もういらしていたんですか。」


エリもシュリに裏路地に連行される。


「あ、なら今何の仕事をやってるんですか?」


「う~ん、今は半人の奴隷解放などの仕事をしてるな。

言わば解放軍だな。

ちなみにその軍の幹部だ。」


「け、結構凄いことをしてるんですね。」


「まー、小難しいことは団長に任せてるんだけどね。」


「その団長も半人の何ですか?」


「そうだよ、少し変わった半人だけどね。」


「何の半人何ですか?」


「鬼の半人さ。

団長のパワーは凄いんだよ。

あと、お酒好きだな。」


「……へぇ~、ぜひ一度戦いたいな。」


「泰智、お前段々と戦闘狂になってるぞ。」


「それよりさ、今から酒飲みに行こうぜ‼

そこの黒髪の兄ちゃん、一杯だけ奢る約束だよな‼」


「このじじぃは本当に空気を読めないな。

まぁ、酒を飲むのは賛成だけどな。」


「あ、俺らは未成年だから遠慮しときます。」

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