その40
「泰智、その宝石何だ?」
「机を調べてたら見つけた。
他には本が三冊と変な石。」
「お、お前その石と宝石を返せ‼」
「え、そんな大切な物なのか?」
「え、いやそんなんじゃないが。」
「ふーん、この宝石がね。
どこにもありそうな石がね。」
「とりあえず返せ‼」
「あ、じゃあこれは戦利品として貰うね。」
「くるわー‼」
「……何その叫び声は。」
「ほっとけ。」
そんな感じでシュリが来るのを待っているとしたから叫び声が聞こえてきた。
「え、何?」
「こいつまた何かやったのか⁉」
「ち、違う俺はもう何もしていない‼」
「蓮、いくぞ。」
「無理して歩くな。
野狐、ここで待っといてくれ。」
「わかりました。」
二人は階段を降りて三階の崩れた床から二階を見下ろす。
そこには香奈とシュリが血の床を見て驚いていた。
「お前ら何してるんだ?」
「蓮君、泰智君は⁉」
「いるよ。
シュリ早く来てくれ。」
「え、はいわかりました。」
シュリはそう言うと階段を上り泰智の近くに来る。
「た、泰智さん大丈夫ですか⁉」
「大丈夫じゃない、大問題だ。
早く魔法で治してくれ。」
「わ、わかりました。」
「蓮君、何があったの?」
「え~と、実は。」
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