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その27
「いやー、人が苦しむところを見るのはやはりいいな♪」
サギは座りながらクッキーを食べる。
「あー、めんどくさい‼
いつまで避ければいいんだ‼」
「何か隙があったらあのスイッチを壊せれるんですけど。」
「ほれほれ、頑張って避けないと当たるぞ~。」
「あいつ、何もしないくせに。」
「少しうざくなってきましたね。」
その時、下の方で物凄い揺れが起きる。
その衝撃でサギの持っていたスイッチを落とす。
「今だ‼」
「わかりました‼」
野狐は泰智に貸してもらった剣を取りだし走り出す。
サギは慌ててスイッチを取ろうとするがまた揺れが起きて取り損ねる。
野狐は少しバランスを崩すが何とかスイッチを取る。
それを握り潰す。
「よくやった‼」
「く、くそう‼」
「さて、妹を返してもらおうか。」
「ふ、何を勝った気になってる?」
サギは左ポケットから白い玉を取りだし地面に叩きつける。
白い玉が割れ、そこから煙が吹き出る。
「く、めんどくさいことを‼」
「じゃあ~ね~♪」
「ま、待て‼」
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