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その26
「……次は外さない。」
「その前に一つだけ聞きたいんだが。」
泰智は立ち上がりながら聞く。
「……何?」
「お前……そんなに強いのに何であんな奴の言うこと聞いているんだ?」
「……一時的に聞いているだけ。
用がすんだらどうでもいい。
……もういい?」
「もう大丈夫だ。」
「じゃあ遠慮なく。」
クミはさっきの早さで剣を縦に振る。
泰智は持っていた件で受け流すが
クミはそれを読んでいたのか素早く体を捻って
左足で泰智の脇腹めがけて蹴りをいれる。
泰智は受け流せずもろに蹴りを食らってしまう。
「痛ってぇぇぇ‼
めっちゃ脇腹が痛い‼」
「……もうやめた方がいいんじゃない?」
「ふ、フッフッフッ。
そ、そんな弱っちい蹴りなんか痛くねーよ。」
「……私から見たら強がってるようにしか見えないけど
そう言うのならもうちょっと強くするね。」
「あ、やっぱごめん痛い。」
「どっちなの?
……でも次こそは仕留める。」
「これ、蓮達が妹さんを助けるまでもつかな?」
「……人の心配してる場合?」
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