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その20
「さて、吐かせるものも吐かせたし行くか。」
「いや、ゲ○も吐かせてどうする⁉」
「何かこの人怖い。」
「そんなこと言ったってあいつら全然吐かないから
軽く一発腹を殴ったら吐いたんだもん。」
「も、もうこの話はやめてさっさと助けに行くか。」
「俺変なこと言った?」
「自覚がないから更に質が悪いな。」
「何か言った?」
「何にも言ってないよ。」
「それより何かわかったんですか?」
「あぁ、昨日その狐の女の子が連れられるところを見たそうだ。
あそこの建物に入っていったって言ってたな。」
泰智は少し高い建物に指を指す。
「そこに妹さんがいるんだな。」
「待ってくれ天狐。」
三人は少し高い建物を目指して走り出す。
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