その10
違法か、結構そこはしっかりしてるのか。
あの人のことだからしっかりしてないのだと思った。
「では、私はこれで。」
「え、まだ聞きたいことが。」
「時間なので、
もし呼ぶときは五時間後に。」
「合言葉とかありますか?」
「私の名前を言ったら私を召喚できます。」
「そうですか…。」
「ではさよなら。」
その直後、ユアさんが強い光とともに消えていった。
「いやー、凄かったな。
……泰智?」
「ん?何。」
「何やってるの?」
「いや、何も。」
「じゃあ、その右手に持ってるの何だ?」
「さっきのアームだよ。」
「ふーん。」
怪しい。
絶対何かしてた。
「それより、もう朝だな。」
「もうそんな時間か。
タオル付け替える?」
「いや、朝はいい。」
「そうか、なーそれで今の時刻わかる?」
「そうだな、見てみる。
2035年6月7日5時二十三分だそうだ。」
「生きてたときとあんまり時間変わらないな。」
「そうなるな。」
「じゃあなにする。」
「じゃあせっかく蓮の建築のスキルあるから家建て直そうぜ。」
「なるほどそれは思い付かなかった。」
「いや、忘れんなよ。」
「でも素材がないから建てれないぞ。」
「そこらへんから集めれば?」
「うーん、使えるといいけどな。
とりあえず俺は見てくる。」
「うん、行ってらっしゃい。」
「あれ、行かないの?」
「患者いるのに行けるはけないだろう。」
こいつ、はめやがった。
「はー、とりあえず行ってくる。」
俺はとりあえず、壊れてる家に向かった。
「思ってた以上に木が腐ってるな。」
雨のせいで結構腐敗が進んでいた。
「他の家も見てみるか。」
他の家も見てみたが、どの家の木も
腐敗が進んでいた。
「これは、できないな。
どうするかな。」
俺はしばらく考えた。
がなにも思いつかない。
「仕方ない戻るか。」
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