その15
午後10時。
宿の個室。
「やっとベットに寝れる。」
「欲を言うと布団がいいのだが
まぁ……おねぇと一緒の部屋じゃないだけましか。」
「部屋がもう一部屋あってよかったな。
そう言えば泰智は家ではいつも布団で寝てるのか?」
「一回ベットで寝たら落ちたかあんまり嫌なんだよ。」
「へー、そうなんだ。」
「とりあえず俺は寝る。
自然に起きるまで起こさないでね。」
「明日の6時にはもうでるからな。」
「了解。」
「さて、俺も寝るかな。」
蓮が寝ようとしたが
ドアを叩く音が聞こえる。
「蓮ちゃーん。
あーけーてー。」
「人が寝ようってときに。
はいはい今いきますよー。」
ドアを開けると早苗とおねぇとナッキーがいた。
「蓮ちゃん、遊ぼう。」
蓮はすぐにドアをしようとしたが、
おねぇに止められてしまう。
「あーん、せっかく来たのに閉めないでよ。」
「いや、呼んでませんし。」
「全然寝れないから遊ぼうぜ旦那‼」
「いや、俺はもう寝るから。」
「蓮ちゃんも寝れないみたいだから遊ぼうってことになって来ました。」
「何で俺のところでやるんだ。
非常に迷惑なんだが、違うところでやれよ。」
「みんな寝てるし蓮ちゃんのところならまだ寝てないかな~と思いまして。」
「いや、寝るんだよ今から。
それにもう泰智は寝てるよ。」
必死にドアを閉めようとするがさすがに三対一では勝てずドアは開いてしまう。
「と言うわけでお邪魔しまーす‼」
「ちょっと待てー‼」
「泰ちゃんお邪魔するよ。」
「いや、泰智は寝てるし騒いだら怒るぞ。」
騒がない程度でなら遊んでもいいぞ。
でも起こしたら怒るからな。
泰智のベッドの上にそのような内容の紙が書いてあった。
「じゃあ泰ちゃんの許可も貰ったしやるぞー‼」
「「おぉー‼」」
「寝させて。」
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