その13
とある喫茶店。
「さて、訳を聞かせてもらおうか。」
蓮は少年に聞く。
「はい、言いますけど、
そこの人は大丈夫何ですか?」
「あ、大丈夫です。
ちょっと盛大に転けただけですから。」
泰智はお茶を飲みながら言う。
「そう言ってますから大丈夫だと思いますよ。」
「そ、そうですか。」
「それより蓮。
何でお前が聞いてるんだ?」
「お前だと後半から話が会わなくなるからだよ‼
それより何でこんなことしたんですか?」
「だって布が欲しかったもん。」
少女は少しむっとしながら言う。
「すみません、後できつく言っておきます‼」
「それより親とかはいないのか?」
「幼いときに二人とも亡くなりました。
亡くなった後この国に来ました。」
「ふーん、二人で過ごしてきたの?」
「は、はい。
最初は少し無茶をしましたが何とか。」
「で、次に。」
「泰智、話が少しずれてきたんだが。」
「おっとごめん。」
「それより迷惑をかけてすみませんでした。
では、失礼します。」
「じゃあな。
もうあんなことやるなよ。」
二人は黙ったまま店をでた。
「……泰智、あっさり返してよかったのか?」
「いいんだよ。
それより後ろがうるさいんだが。」
後ろを見てみると早苗達がマキを囲んで何かやっている。
「……お前ら何やってるんだ?」
「あ、蓮ちゃんマキちゃんについて語っていたんだよ。」
「え~となんだっけ?
泰智が買ってきたやつだっけ?」
「そうだよ。
蓮ちゃんもマキちゃんについて語ろうよ。」
「断る。」
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