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俺達の冒険物語  作者: 梅松
エルネア王国編
131/1019

その10

「ヤバイヤバイヤバイ‼

何かすんげー人が増えてる‼」


後ろを振り返るとさっきの倍人が追ってきている。


「まてやゴラァ‼」


「追い付かれるのも時間の問題か。」


「おーい、泰智‼」


隣の通路から蓮とおねぇが走ってくる。


「お前は何でそう面倒なことを。」


「今回は俺のせいじゃねーよ‼」


「隣にいる子誰?

まさか、私に隠れて浮気をして‼」


「してねーよ‼

誤解されるような言い方するな‼」


「おー、泰智が珍しくキレてる。」


「感心してる場合か‼

でもいいところに来た、少しこの子を預ける‼」


泰智は蓮に子供を渡して、

ポケットから何かを取り出す。

いかにも何かやばそうだった。


「なー、それなんだ?」


蓮は恐る恐る聞いてみた。


「え~と、ラベル書いてあったな。

何々、アセチレンと銅?

とりあえず投げるか。」


「待て待て待て‼

それ非常に発火しやすい」


蓮が言い終わる前に泰智は投げた。

瓶が割れた瞬間物凄い爆発を起こした。

蓮達も爆風で少し転ぶ。


「……やったぜ。」


「お前バカか‼

運よく少し転んだだけですんでよかったけど。

それよりこの子誰だ?」


「あー、俺の買った商品をパクったから、

追いかけて捕まえたんだ。

驚くことにこの子は耳がもう二つあるんだよね。」


「へ、へーそうなんだ。」


「何かあんまり驚いてないな。」


「まー、この世界ならそんなのもいるだろ。」


「お取り込み中失礼ですが、

その子逃げようとしてますが。」


メイシャがそう言うと女の子は逃げる。


「大丈夫だ。

ちゃんと縄に繋げてある。」


女の子は縄のせいでこける。


「さて、荷物返してもらおうか。」


「あーあ、もう逃げれないな。」


女の子は観念して紙袋を渡す。

そしてフードを外す。


「お兄さんよく私を捕まえたよね。

狐族の私に追い付くなんて。」


「まー、こっちはよく走ってますからね。

それで君狐族なんだ。」


「まーね。

でもこれで終わったわけじゃないよ‼

まだお兄ちゃんがいるからね‼

お兄ちゃんが来たらあんたなんかコテンパンだよ‼」


「へー、兄弟だったんだ。」


「た、泰智、あそこから誰か走ってくるんだが。」


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