その7
「ありがとうございました~。」
香奈達は服屋で買い物を終わって、
新しい服を着て表通りを歩く。
「いや~、まさか全員ワンピースだとはね。」
「でも全員色違うじゃない。
早苗の緑のワンピース似合ってるわよ。」
「えへへ、そうかな?
それを言うなら香奈ちゃんだって
その白のワンピース似合ってるよ。」
「ありがとう。
こころちゃんのピンクのワンピースも似合ってるよ。」
「確かに~。
何だっけ、クラフトピュアネスだっけ?
のような透明がいいね。」
「ま、全員一緒なんだけどね。」
「他にも一杯買ったよね。
次どこ行く?」
「う~ん、私はもういいかな?」
「せっかく来たんだからもっとどこか探索とかしようよ。」
「といってもね。」
香奈と早苗が会話をしていると、
隣にいるこころが早苗の服の裾をぎゅっとする。
「どうしたのこころちゃん?」
こころは前に指をさす。
その先には人だかりがあった。
「何かあったのかな?」
「すみません何かあったんですか?」
「ん、この先で子供の死体が発見されたんだ。
見ない方がいい。」
「そうですか。
ありがとうございます。」
「何だったの?」
「……少し揉め事だって。」
「へー、そうなんだ。」
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