表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺達の冒険物語  作者: 梅松
村発展編
102/1019

その13

泰智パートです。

「こころの謎は深まるばかりだな。

……こころ、むやみにアームを触らないで。」


こころは泰智の言うことを聞かずアームを自分に着ける。


「ハァ~、まぁいいや。

あ、そうだユアさんに聞いてみよう。」


「はい、何でしょうか泰智様?」


名前を呼んだ瞬間泰智の隣に現れた。


「うぉ、ビックリした‼

久しぶりですねユアさん。」


「お久しぶりです。

私の名前を呼んだってことは何か聞きたいことがあるんですか?」


「あ、そうそう聞きたいことがあっわ。

ビックリして忘れてた。

……このアームって俺達と同じように来た人にしか見えないんだよな?」


「はい、そうです。

このアームはこの世界に来た人にしか見えません。

泰智様より先に来た人にも見えます。」


「じゃあさ……この世界に来た人がこの世界で死んで、

転生したとしても見えるの?」


「どういう意味ですか?」


「あ、そうですね。

すみません順をおって説明しないとですね。

質問は色々あるんですがまだ時間はありますか?」


「はい、大丈夫です。」


「じゃあまずこの世界で死んだらこの世界で転生ですか?

それとももといた世界に転生ですか?」


「それは、転生の間で選択できます。

他に何か?」


「転生するとき記憶は?」


「完全ではないですが無くなります。」


「転生した人がこのアームを見れますか?」


「うーんそうですね。

その例は数少ないですからね。

少し待ってください。」


そう言ってユアさんは目を閉じる。

一分位で再び目を開ける。


「お待たせしました。

えーとですね、多分見えます。」


「多分ですか。」


「すみません、数が少ないですから上司があやふやな返答したもんで。」


「上司関係あるんだ。」


「それで、まだ質問は?」


「あります。

……この少女こころって言うですけど記憶喪失だと思うんですけど、

記憶喪失にしてはおかしいと思うんです。」


「少し待ってください。」


そう言ってユアさんはこころのおでこに手をあてる。


「……確かにこれはおかしいですね。

私は脳の専門ではないですからわかりませんがこれは異常です。」


専門とかあるんだ。


「あ、もう時間です。

そろそろ戻らなくては。」


「そうですか、色々とありがとうございました。」


「それでは。」


ユアさんはそう言って手を振って光とともに消えた。

泰智は消えるまで手を振った。


「さて、どうしようかな。

とりあえずこころアーム返して。」


こころは首を傾げる。


「ハー、自分で外すよ。

ちょこころ手をはなせ。」


アームを外そうとしたがこころが抵抗する。


「ほらいいこだから手を離せ。」


「お邪魔しまーす‼」


早苗が勢いよくドアを開ける。


「あ、」


「あ、泰ちゃんが浮気してる。」


「お前は何を言っている?」


「冗談は置いといて何やってるの?」


「こころがアームを外さないから取り返してるの。」


「なるなる。」


「見てないで手伝え。」


「ほーい。」

感想や評価、ブグマよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ