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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
1019/1019

後日談

オーガ達が去り、街には以前より活気にあふれていた。

そんな中蓮は、書類の山を目を通して判を押していた。

この書類は住民からのリクエストや建物の要望などが書かれていた。以前から要望などがちょこちょこあり、村長達が対応していたがイフリートの件から一気に住人からの要望が増え蓮達が一部対応することになった。

一応よからぬ申請はないかなどをチェックしつつも増えていく書類に嫌気がさした頃、休憩がてら作業を手伝っていたコウと泰智に聞く。


「そういやお前ら説明忘れてるぞ。」


「何か書類漏れありました?」


「あー書類は今は良い。あれだよイフリートの時に起こったこと。

あの時は聞く暇なかったからな。」


イフリートとの戦いの際、魔力が枯渇した香奈に対して泰智が何かをして魔力を与えたりコウが突然鎧を着ていたりと分からないことが多すぎた。


「香奈さんには簡単に説明したが、魔術回路と呼ばれるものを一時的に暴走させて、無理矢理魔力回復を行ったんだよ。」


「聞いている限りだとなんか危なそうなんだが?」


暴走という単語が出てきてまともなやり方でないと感じた。


「まぁ実践で使うのは初めてだったし使ったらこのざま。今回は5分無制限で使ったが、見ての通り後日しんどい。」


グルグル巻きにした右腕を見せながら笑う泰智であったが、回路を暴走させて何故右腕がそうなったのか疑問だったがそのことについても説明し始める。


「こないだは暴走させて魔力を湧きあがらせて香奈さん達に流したまでは良いけどあいつまだ生きてたから慌てて暴走させてる状態で思いっきり殴ったら見ての通り右手がつぶれました。」


 泰智の言い分的には、止めていない状態で強化魔法による急激な移動と加減なしの殴りでその反動が来たことを説明する。


「つまり威力を強くしすぎて身体が持たなかったと。」


「そういう事。」


「あの時は助かったが無茶はすんなよ。」


説明を聞いて納得はしたが何か違和感はあったがそれが何なのか分からない為今は良いかと思い次にコウに聞く。


「で、あの鎧は何だったのコウ?」


「俺ら解放軍が使える技というか力の解放というか。まぁそういった力があるんですがこの力使うと泰智さんの魔力の暴走に近いことが起きるんですよね。」


「それが蒼い炎と鎧?」


「それと身体能力強化なんですが、この力制御するの難しくてできないと周り見えなくなるんですよね。」


「こっちは本当に暴走してる。」


「団長にも言われてるんですが特別な修行をしないと使ってはいけないほどなんですよね。」


「さっきの言い方だとフウも使えるのか?」


「どうでしょう?自分は一応できるだけなので。他の人も使ってること見たことないので何人使えるのか知らないんですよね。それにこれは俺達にとっての切り札的なものなので安易に使えないんですよね。」


「ある意味口外禁止みたいなことになってんだな。」


「そうか…。切り札的なのは分かったがあまり無茶をしないでくれよな。」


「じゃあ少し休憩くださいよ。」


 確かに疲れたと感じ全員で休憩を取るために種類をいったん机に置いた。コウは床に寝ころび目をつぶる。泰智は散歩と言い外に出たがすぐ帰ってきて忘れ物と言いながら「あ、蓮これよろしく~。」と言い一枚の紙を渡す。渡された紙を見ると建築の依頼権許可証であり目を通すと頭に?が浮かびまくる。建築する建物が共同生活ができる学校と書かれていた。

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