真イフリート戦3
「しかし、どうするんだ?近付くだけでも大変なのにどうやってあいつに。」
「そこは少し考えが。とりあえず今は土の柱は何故か襲ってこないから今いないメンバーを集めないと。」
蓮は泰智の作戦が気になるが今いない、月影・ジャック・コウ・フウを探しに行こうとするとジャックとフウを担いだ月影が二人の前に現れた。
「二人とも!よくご無事で!」
「月影!それに二人ともどうした!?」
「さっきの火柱の熱風で二人とも吹っ飛び気を失っていて自分は少し背中を火傷してしまいましたが…まだ。」
「分かった。とりあえず三人とも村まで飛ばすけど回復したら戻ってこい!」
泰智は月影に触れ、瞬間移動で村に行きすぐに戻ってきた。
「三人一時脱落か…コウはフェニックスだから大丈夫…と思いたいがまた二人でやるしかないか。」
「どういうのなんだ?」
「危険だがイフリートの近くで睨み合う形が良い。出来なかったら注意を引いてくれ!」
「分かった。」
蓮の役目を伝えると、周辺に刺さっていた土の柱は崩れ去り遠く離れた所にイフリートが立っていてその中間辺りにコウが立っていた。
「蓮…さっき伝えた通り頼む。レックスが中魔法撃ったら全力で退避してくれ。それと、コウにも注意引くように頼む。」
「こっちも頑張るが頼むぞ!」
蓮はコウの所まで行き、蓮達に注意を引くように頼み承諾した。イフリートは少しつまらなそうな顔をしながら近付いてくる。
「この剣だけで君達を倒すのは簡単だと思ってたけど、案外倒れないね。だからこの攻撃は止めたよ。直接やる。」
イフリートは剣に炎を纏い周りの地面から火柱が無数に生えてくる。
「…おい、ただそれだけか?剣に炎纏うのなら俺もできるし蓮さんもできる。火柱を生やすのなら俺もできる!なんの自慢にもなんねぇよ!」
コウはそう言って剣に炎を纏い足元から火柱を生やした。煽られたイフリートはさっきとは変わって少し目付きが怖くなり雰囲気も少し変わったがすぐに元の陽気な顔になり二人に近付き近接攻撃を仕掛ける。
蓮とコウは左右に散り引きつけるように距離を取る。イフリートは二人が左右に別れるのを見てまずコウに狙いを定め一気に距離を詰め剣を振り降ろす。コウは所撃を避けカウンター狙いでイフリートの胴を斬ろうとするが、後ろに避け回避する。そこに背後から蓮が剣に雷の属性を付与して後ろから刺し腹部を貫通させた。だが、イフリートは蓮の方を向き掌を出し炎の玉を飛ばしてくる。剣をすぐさま抜きイフリートの頭上まで飛び大きく剣を振りかぶった。剣はイフリートの頭を通りそのまま地面を斬りつけた。
「なっ!?」
「残念だね、体質なんだ。」
イフリートがそう言い驚いた蓮の腹部を蹴りコウの方を振り向くと、泰智と槍を突き刺し眼を閉じていたレックスが立っていた。
「レックス今です!」
「烈乱水殺断!」
レックスの周りから何処にでもあるナイフと同じ形と大きさをした水の塊が無数に現れ槍をイフリートに向け前に振った。それと同時に周りにある水のナイフがイフリートに向けて襲いかかった。
「これはまた嫌なことを!」
イフリートはさっき蹴り飛ばした蓮の方に移動しながらナイフを避ける。この無数の刃を避けるのは容易いが相手の手を止める方法をと思い…蓮を盾にしようと思った。手が届く距離まで来て水の刃を飛ばしてくるやつにこう叫けんだ。
「そろそろ…それを止めないと大事な仲間が!」
「蓮がどうなってるって?」
イフリートが蓮の方を向くと、剣で斬りかかろうとした泰智が目の前にいて咄嗟にガードをし避けようとしたが遅かった。胴を斬られそのまま吹っ飛ばされる。地面を転がりゆっくり立ちたがると地面からルーン文字と共に囲むように魔法陣が現れた。
「香奈さん!今だ!」
「…セレスティアルレイン!」
魔法の箒で空を飛んで待機していた香奈は手を大きく上に上げ振り下ろす。それが合図となり全ての魔法陣から水と聖の二属性の鋭い雨がイフリートを襲う。一つ一つ当たる度にじゅわっとした音と共にイフリートの身体から湯気のようなものが出てき辺りを覆った。
「う、上手くいったか?」
泰智に背負われた蓮が目を開けどうなったか聞いた。
「お疲れ様、成功はしたが…どうなるか。」
感想やブクマ、よろしくお願いします。




