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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
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花畑の秘密

 村から街に続く道に大きな花畑で泰智は花に水をあげていた。


「ねー、毎日こうして花育ててるけどキッカケは何?」


 付いてきた早苗はそう泰智に呟いた。


「いつだろ?両親が海外行ってからだな。枯れた花を見て自分が水をやっていれば枯れなかったのにって思ったろうな当時。それと早苗ちゃんと帽子被ってろ。」


 早苗が手に持っている麦わら帽子を取りそれを早苗に被せた。


「ちなみに今何育ててるの?バラ?コスモス?」


「メジャーだな。バーベナだ。」


 そう言うと目の前で泰智が言ったピンクのゼラニュームという花が咲いた。


「綺麗だね〜。花言葉何ていうの?」


「ピンクのゼラニュームの花言葉は決心、決意だ。」


「へー、よく分かんないけど深いね〜。あ、コチョウラン植えてよ!ピンクの!」


「あれ育てたことないからヤダ。」


 二人が会話をしている所で蓮と香奈とこころが様子を見に来ていた。


「お前こんな暑いのによくやるな。」


「そうでもないよ。さて、次はあっちだな。」


 逆方向の柵に移動しタネを撒いた。するとすぐに芽が出てパンジーが咲いた。


「ちょっと待て!冬に咲く花をどうして植えてんだ!いや、何故直ぐ咲いた!?」


「確かにそうよね?」


「実はちょーっと魔力を込めて植えたら思いの他直ぐ育つようになってね。でも問題もあって季節や気温をどうするか悩んだんだ。で、ほら農家の人達ビニールハウスで野菜とか育ててスーパーとかに売ってるだろ?だからそんな魔法ないかなって思って自分で生み出した!」


 泰智は笑顔でそう言いながら様々なタネを植えていく。


「そんな笑顔に言われてもな。いや、お前が嬉しそうで良かったよ。」


「いつ頃からその魔法はできたの?」


「畑してる時くらいから色々と試して蓮があの国から帰って来た位にできたな。」


「あー、だから最近ここでね。所で村よりの方には何植えたんだ?」


「確か…向日葵を植えたな。いやー、こころと一緒に撒いたんだけど大変だったわ。」


「そうなのか。それにしても暑いな。もう秋なのにこの暑さ。」


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