表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

6)私の話

「あら」

カバンの中に黒のLAMYが転がっていた。

「持って帰ってきちゃったのか」


 適当に放り込んでしまっていたが、キャップは外れていなかった。流石はドイツ、バウハウスの流れをくむLAMYだ。


 黒のLAMYだが、HERBINのオペラレッド(ROUGE OPERA)を入れているので、文字を書くと、黒のドレスを着て、赤い口紅を差した女性のようで、ちょっと艶っぽい。


 殺伐としがちな職場で、独特の赤は映える。


「たまには、こっちにするか」

私はライムグリーンのLAMYを手に取った。コンバーターの中のインクがそろそろ終わりそうになっている。使い切ったら、洗うこともできる。ちょっと数日、こちらを使ってインクを終わらせよう。


 私は黒のLAMYを取り出し、ライムグリーンのLAMYをカバンのポケットに入れた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] なんというイケメンかつかわいい万年筆…! これは持ち主さんも大事に使っちゃいますわ~。というか、読んでる最中から万年筆欲しいなってなってしまいました。 雑な性格の私にはちょっと高根の花の文…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ