表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

よびだされて……。

『ザザッ、キィーン……。ぁ、ぁ……。……1年4組の田渕綾乃、および富澤沙雪。放課後、生徒会室に出頭するように。繰り返す…………。』


 ふぇ? 校内放送でのおよびだし!?


 え? ええええぇ? 何ゆえ生徒会に呼び出しですの!? 何にも校則違反していませんのに! 校則通りのダサいスカート丈なのに、わたくし、折り返したりしてませんし! あちらのギャルさんなんて三回はスカートを折り返してミニミニにしてるじゃないですかっ! そちらは放置ですのっ!? なんなんですの~~!?


 はぁぁ、放課後になり日直の仕事を終えて、生徒会に向かうと扉の前に二人……ユキちゃんと、風紀委員長の黒川先輩だ。たしか剣道部の部長でもあるからか、ユキちゃんが萎縮して小さくなってる。

 ユキちゃんが私の姿に気づくと謝罪を口にしました。

「……あ、アヤノ……ゴメン」

「え? 何がゴメンなの……」

「おいっ、お前が田渕だな? さっさと二人とも生徒会室に入れっ」

「「は、はいっ」」

 ユキちゃんの謝罪の意味もわからないままに、黒川先輩に入室を急かされ、生徒会室に入ることになりました……。


 生徒会室内には長机の向こう側に仁王立ちの生徒会長。そのとなりに副会長……。

 生徒会長が口を開く。


「このような破廉恥な小説を広めるとは、言語道断! 1年4組田渕綾乃! 明日より学内清掃の奉仕活ぉ……「あ! 偽木くんと、王子!」……ふぁぁ!!」


 生徒会室の窓の向こう側は駐輪場です。たしか偽木くんと王子は自転車通学。

 わたくしのひと言で、その場にいた全員が駐輪場の2人に注視します。


 すると、一陣の突風。2人は吹き上げられた砂ぼこりから目を守るように動きました。

 突風が収まった後、偽木くんが王子の顔に手を当てて……。え? ふたりの顔と顔が近付いて行き……! えっ!?えっ!? まさかのキス!?


「「「……こ、これが本物のっ!?」」」


 生徒会長はバネが弾けたようにさけびましたわ!


「これより『偽木くんを中心とする男子達を見守る会』を発足させます! 内容は会でリストアップした男子、特にイケメン達に接触しようとする女子の排除及び経典(田渕氏の小説)による布教活動! 小目標は全校女子生徒入会としますっっ!!」

「は、はい! 会の名称はどうしますか?」

「……そうね。古来より尊いとされる紫。それに薔薇でもない百合でもない、そうっ! これは蘭の薫り! 『紫蘭会』と名付けます!!」



後日


「田渕さま? わたくしのポケットマネーを出しますから、最初の経典を製本しましょう。完結しているお話はあるかしら?」

「『忌色王子と護衛騎士の密事』なら第一部が完結してます。二部は構想中ですけど……。『忌色密事』はちょうどさっきの二人のカップリングですね~」

 あれー? 生徒会長(カネとコネ)ゲットですかね? ぐふ、ぐふふふ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  エゾミゾハギの会にしませんか
[良い点] 口唇アザーっす!!wwwwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ