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第30話 ハワイの夜に①
はっはっは…。
夜、俺は日課であるランニングをしていた。
お姉ちゃんに走れる男はモテると聞いて日課になった。
今度は迷子なんかにならないようにしっかりホテルの人に道を聞いてからホテルを出たので迷子にはならない。
初めて走る場所はテンションが上がり次第に走るテンポも上がっていった。
いいペースで走ったのでもうホテルに戻って来てしまった。
もう一周行こうかな。そんなことを考えていると砂浜に光と相馬の姿が見えた。
「…だから、ごめん」
光が相馬に謝っている。
「わかりました。でも、僕は光先輩から聞いたアドバイス通りに諦めません。最後には勝ってみせますよ」
…これは、相馬が光に告白したのか。なんていうか、相馬が男らしい。
多分、振られたであろう相馬は諦めないと堂々と宣言した。少し気になるのは誰に最後は勝つと光に言っていたのであろうか。
話を終えた二人がこっちに来ている。
俺はとっさに近くにあった茂みに身を隠した。
「…!?桜井さん何してるの?」
茂みには先に桜井さんが隠れていた。




