表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜井さんがいつも怒ってます  作者: ステルススター
6/273

第6話 朝の訪問者①

ピンポーン。

………。

ピンポーンピンポーン。

……… 。

ピンピンピンピンポーン

ピピピピピピピピピピ…

「いや、うるせー」

勢いよく扉を開ける。

扉の前には、幼い女の子。

「ライバルを呼びに来たのよ!」

この幼い女の子は、幼く見えるが、実は、同級生。

名前は、野輪のわ ひかり

小中学も一緒で、光は、ずっと成績が学年一位だったが、俺が追い抜かして一位になった時から俺の事をライバルと言ってきている。

時刻は、七時前、高校に遅れないように出るには、八時に出たらいい。

圧倒的にに早い。

「いや、早すぎるだろ」

「優等生は、これぐらいしないと、桜井さんも、もう来てるかもよ。今なら人もいないし、チャンスかもよ。告白できないヘタレさん」

うぐぅ。痛いところをついてくる。

光は、小学生の頃、俺が桜井さんに告白していたのを見ていたらしく、それでたまにおちょくってくるのだ。

「わかった。二十分くれ。それで準備するから」

「いいわよ。お邪魔しまーす」

「中に入るの?」

そう聞くと、優しい声で、

「えっ。まさか、二十分も女の子を外で待たせようと思ってるの?」

優しい声なのが逆に怖い。

「あ、エロ本とあるなら、少し待ってあげるけど」

「ないから!」

「じゃあ、お邪魔しまーす」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ