第10話 日付を決めるのは難しい①
…この前、映画を一緒観る約束をした。
彼が聞いてきて私が「いいよ」と言った。
映画は冬公開予定で今は、五月。
映画公開はまだまだ。だけど、早めに聞かなくてはいけない。なぜなら、ドラマの撮影とか入ってしまうかもしれない。
そうなる前に聞かないと。そう思いながら私は、学校に向かった。
そんな日だ。
二人で歩いているのを見た。
確か、同じクラスの光ちゃん。
二人は、仲良く学校に向かっていった。
学校が始まり、すぐに異変に気付いた。
桜井さんが職員室からプリントを運んでいるのを見て、「手伝うよ」と声をかけたら無視された。
なんでだ?
その日は、一日中桜井さんに無視され続けた。
…もしかして、怒ってる?もし怒ってるにしても何故だろう。
うーん。分からない。どれだけ考えても分からない。
そんな、モヤモヤした感じで家に帰った。
ピピピピピピピピピ…
「うるせぇ」
光が来た。
「ライバルが浮かない顔をしてたから見に来てあげたのよ」
玄関でそんな話をしていたら
「アニキになにしてんだ!」
相馬も来た。
玄関前で騒がれるのも嫌なのでとりあえず部屋に入ってもらった。
「で、なんでそんな冴えない顔なのよ」
「冴えてなくて悪かったな!」




