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夢殺人  作者: 七宝
6/9

メールの内容

 賢治は携帯電話を取り出して、メールを見せてくれた。


『明日はあなたの誕生日だから、ケーキ予約しなくちゃ♡』


え?


 「すみません、一個前のやつ見せちゃいました。こっちです。」


『子供のいない世帯なんてこの世にごまんとあるはずなのに、なぜ私だけこんなに言われなきゃならないの?そもそも理論上もう不可能なのよ。私もう62よ?これからもずっと言われ続けるのなら、もう耐えられません。死を選びます。』


 やっぱりこれが原因か。


「他に昨日メールをされた方は?」


 私もメールをしたが、『今日もお仕事頑張ろうね♪』と送られてきただけなので言うほどのことでもないな。


「本当にごめん、妻がほんとに申し訳ないことをした。本来なら母を恨むはずなのに、真奈ちゃんを殺すなんて!多分あんたら夫婦が憎かったんだろう。」


「いやいやいやいや」

刑事が割って入った。


「違うでしょう?幽霊が犯人なんてある訳ないでしょう?」


「いや、でも現に⋯⋯」


「我々の捜査力を舐めないでください。絶対に真犯人を見つけますよ。幽霊が犯人なんてことになったら、真犯人は万々歳ですからね。まずさっきのメールです。一個前のメールとテンションが違い過ぎるでしょう。」


た、確かに⋯⋯。


「そして、指紋以外にも証拠になるものはあるはずです。例えば足跡とかね。」


さすが刑事さん!


「それでは、調べてみましょう!」

刑事さんが主人公みたいになってきた⋯

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