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夢殺人  作者: 七宝
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形見分け

  博美は訳を話して早退きし、喪服に着替えて家族4人で義妹の家に向かった。


 義妹の家に着いてインターホンを鳴らすと賢治が出てきた。


 部屋に入ると葬儀屋と葬儀屋ではなさそうな女が居た。葬儀屋に聞いたところ、エンバーミングをしに来たそうだ。遺体の修復や化粧をするらしい。⋯⋯修復?


 義妹の死因は心筋梗塞だそうだ。パチンコ屋から帰ってきた賢治が亡くなっているのを見つけたらしい。まだ若かったのに⋯⋯。


「静子~~!!」ピンポンピンポン


 誰か来た。


 義妹・静子の母親だった。娘に先立たれるなんていちばん辛いことだもんなぁ⋯⋯。大丈夫かな。


 通夜は18時からということなので、まだ4時間ある。


 ということで形見分けをすることになった。

服が大量にある。鞄も何個か高そうなものがある。


 私は大きな紙袋にいっぱい形見をもらった。正直服の趣味は合わないが、無いよりはマシだし、私も歳を取ったらこういう趣味になるかもしれないし。


 そして18時。通夜が始まった。葬儀場でやるものと思っていたが、こういうこともあるのか。


 それにしても、人が少なすぎる。全員で6人じゃないか。業者さんのほうが多いくらいだ。


 通夜が済んで自宅に帰ると、真奈が「もう寝る!」とぐずりだしたので私が寝かしつけることになった。


 ねんねんよー、おころりよー、おーまえーをだくー


 子守唄とXの紅って似てるね。


 そんなことを考えていると、つい私も寝てしまった。

子守唄と紅は本当に似てると思う。

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