第八話 決着
「貴様を許すと思うか、俺が!」
「さて、どうかな」
ちょっと、こいつオツム逝っちゃったのか?
「これが見えるか!生徒会黙示録だぞ!」
君には一存があるんだね。よくわかった。
「この書によるとこんなことが書かれている。俺の権限が全部適応するってな」
「嘘だッ!」
バサバサと雀が飛び去った。どこかの鬱ゲーかよ。
「それはおかしい。絶対おかしい」
「なにがおかしい!詳しく言ってみーよ」
「例の黙示録ってお前が書いたんだろ?」
「何だ、それだけかよ!」
奴はその直後、摩耶を人質にとり、銃を向けた。
「こ、こいつがどうなってもいいのか」
「お前の人生どうなってもいいのか?学校でAirgunなんて持ってきて」
「この黙示録に書かれてるんだよ!何でも持ってきていいってな!!」
こいつ、この学校自分のものにしてぇのか!
「これじゃ、岸田帝国だな。いやぁ、おめでたいね。君が恨みの対象だってことが」
「うるさいうるさいうるさい!」
「どこかのチョロインか?それとも別の何かか?はっきりしろよ!」
「い、いちいちうるせえんだよ!蝿が!」
「お前のほうが蝿だろ?ライバルのことをそこまでズタボロにして」
まさか、おまえは。
「峰頭キターーー!!」
外から歓喜の渦が聞こえてくる。
「少しおかしいと思っていたんだ」
「実は最下位にした件、俺は全然関与していない。悪かった。あいつのエゴで誤解させてしまって」
「いいぜ。俺のライバル」
『うおーーーー!これぞ男の友情!!カックイー!』
実況は一体誰が行っているんだ?そんな疑問を頭で浮かばせながら、奴の最後の回答を。
「峰頭、俺が悪いわけじゃねぇんだよ。だから許してぇ;;」
「僕が君を許せるわけがない、生徒会からの鉄槌を受けるがいい」
「う、うるせー!誰がお前なんかに!」
バキボキと音が鳴った。
「どうやら、苔にされたいようだな」
「ひぃ!」
恵子はこう見えて身体能力が人より高い。
『始まりました!成敗!!まず、頬をビンタしたー!ここでおーっと、峰頭先輩が腹を踏みつけたー!!そしてとどめ、口の中に退学届を放り込んだ!!!ゲームセット!決まり手は(ry』
「やめろ」
「はい」
生徒会室にマイクがあってよかった。
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岸田は☆になった。
「星っつーか、逃亡だよね」
「きしだはにげだした。的な?」
「まあ、よかった。切磋琢磨がまたできるようになったしな」
「峰頭、あんまり俺のハーレムに・・・」
「「ハーレム言うな!!」」
「や、やめてー!」
その騒動で、生徒会が一旦解散になった。
しかし、一ヶ月後には、新体制で始動する。
「せんぱーい!」
「ん、誰だお前は!」
「西木田のハートキラー!スパイ=ダーンって違うし!新城だし!!」
「新城ちゃんはノリツッコミがうまいと」
「頭の中にメモるな!!」
「えー、べつにいいじゃん」
「キーーー!」
「不快な音出すな!耳壊れる!」
「ギャーやめてー!」
岸田がいなくなり、平穏が訪れた。しかし、ランキングの中間発表までまだ時間がある。もっと自分磨きをしなければならないと心に誓った。
「今日トモんちに泊まらない?」
「さんせー!いこいこ」
摩耶と、新城が腕に絡みついてきた。自然と顔が真っ赤になった。
「あ、ずるい!」
「僕は、、、一位なんだけど」
「実際、峰頭に興味ない人多いよ?好きって人は多いけど」
「みんなloveじゃなくてlikeなんだ」
峰頭は少し落ち込んでいた。
続
遅れてごめんなさい。白い神様です
では
<パロネタ・小ネタ紹介>
「これが見えるか!生徒会黙示録だぞ!」
君には一存があるんだね。よくわかった。
生徒会の一存 なんか懐かしい
西木田のハートキラー!スパイ=ダーンって違うし!新城だし!!
東映版だね!(適当)
やっと話が一段落ですホッ
投稿のペース落とさないようには努力したいんで、よろしくお願いします。
では、この辺で