第二十七話 後輩②
「ねぇ、先輩」
「なんだ?」
「えへへ、言ってみただけ」
あざとい!無駄にあざとい!!
そんなやり取りのしながらも、新城が行きたいと言っていた、洋服店に来た。
「なんか、ジーンズメ◯トみたいにオシャレだな」
「言葉考えて!ここショッピングモールってこと忘れないで」
なんか少し怒られた。
でも、なんか可愛いから、反論はしなかった。
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「なんかダメージジーンズばっか置いてないかここ」
「そんなことないよ。ほら、これ先輩に似合いそう」
そう言いながら、売り物の服を自分の前に突き出してきた。
「うん、かっこいい」
「お前、言いたいだけだろ」
「バレた?」
そりゃあ、バレるだろ。
そんな会話を繰り返しながらも、欲しい服をお互いに決めて、試着室まで来た。
「俺は試着しなくてもいいぞ?」
「なんで?」
「なんか無理やり同じ所に入れさせられて、あんなことやこんなことをされそうな気がするから」
「そ、そんなことしないよ」
明らかにしそうな言動だったので、
「終わるまで待ってる」
と返してあげた。
「わかった」
新城は頷いてそう答えた。
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少し経ったら、試着室から、新城が出てきた。
「全部買おうかな?でも、お金がない」
新城はすごい悲しそうな顔をしていた。
「俺が払ってやるよ。しょうがないから、その代わり昼飯奢りな?」
「えー。優しくない」
「高いから、しょうが無いだろ」
「女に払わせるなんて」
「だからこれ買ったら、もう交通費しか残らないから言ってんだよ」
「本音は?」
「もっと絞って欲しかったです」
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もう俺はお金がないので、中をウロウロしているだけで夕方になり、逆に新城にエスコートされてしまった。
「今度は先輩がエスコートしてね」
「わ、わかってるよ」
「次の機会があったらな」
「うん!」
その後二人で楽しく話しながら、電車に乗って帰った。
二人の最寄り駅は幸いにも同じだったので、俺は、新城を送った。
そうしたら、新城の母親に彼氏さんと誤解された。
いつかそうなるかもと思いながら、自分の家へと向かった。
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そしてすぐに月曜日がやって来て、
「今年度第一回目のSNH総選挙のオリエンテーションを始めます」
俺のリベンジの瞬間がやっと、訪れたのであった。
続
ゼウスです。
書くことない・・・
<近況報告>
ランキング編は面白くしたいんでよろしくです。
ここ二週間で現行の仮面ライダーも最新回まで見てきました。
面白い。
話が近年の仮面ライダーの中で一番しっかりとしている。
神の恵みは受け取れなかったけど、また明日
では〜