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第十五話 お泊り①

「だいまー」

「おじゃましまーすってなんかテキトー!」

そこ反応するところか?

俺の家は、普通の住宅地の一角にある。

どこかのアニメみたいに、千住新橋のすぐ近くにあったりしないから、洪水の被害は受けにくい。

「おかえり。ってなんで、結城ちゃん連れて来てるの?気持ち悪っ」

「気持ち悪くてごめんなさいね」

「久々だね。七月ちゃん」

俺の妹は七月という。名前の漢字の由来は、七夕に生まれたから。テキトー過ぎやしませんかね!?

「なつきなつき言うな!恥ずかしいでしょ!」

「思春期だね」

「思春期だな」

「うっさい!勝手に部屋に引きこもってろ!マニア!」

相変わらず、口が凶器である。

それだから、どう足掻いても好きになれない。可愛げがないというべきなのだろうが。

「知生、中3ってこんなもんだから」

「そっか。そうだよな」

目尻に涙が溜まっていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うおー!相変わらずすごいね」

お前は小学生かと言いたいほど語彙がないぞ、今のコメント。

「知生の部屋に来るのも、五年ぶりくらいかな」

あの頃は可愛かったのに・・・あんなに一緒だったのに・・・夕暮れはもう違う色なんだぜ・・・

「五年前はさ、伊達メしてたよね?」

「あれ、度入ったマジモンのやつなんですけど・・・」

実はあの眼鏡はまだ持っている。修理に出すのが面倒臭いから、そのまま放置しているだけだ。

「かけてみた〜い」

「わかった」

俺は棚の中からそれを取り出そうとした。

しかし、見つからない。

どこにやったか見当がつかない。

でも根気よく探したら、見つかった。

「おっそーい!」

「おまえは、某旧日本海軍特型駆逐艦かよ」

「私って、メガネっ子でもいけそうだよね?」

「まあ、十分行けるだろうな」

「じゃ、知生と二人きりのときだけ、メガネっ子ね」

なんか、俺ってハーレム形成しちゃってんの?

「でも、あんたのことを考えてやってることじゃないことは理解してね」

世の中やっぱ厳しいのである。

「あと、いきなりで悪いんだけどさぁ。度合ってる?」

「全然大丈夫だよ!修理って言うけどこれただ単に度がほぼゼロ状態になっただけでしょ」

図星を付かれた!うぅ・・・

「レンズって何かと高いんだよ」

「そっかー」

ここで俺の男としての一面を見せる時!燃えてきたぁ!!

「飲み物持ってこようか」

「お願い」

「じゃ、行ってくるわ。あと、俺の机の中は漁るなよ。さっき見たと思うが、ゴミしか入ってない。片付けるの超大変」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺はそのまま下に降りて、台所に直行した。

冷蔵庫を開けて、麦茶のパックを取る。

「コップ2つとお盆だな」

独り言のようにつぶやきながら、今日の当番表を見た。

「七月、あのアマ!」

憤りを隠せられなかった。

何故か晩飯担当が、俺になってた。今日七月のはずなのに!

ま、いっか。

俺は部屋まで麦茶を運んだ。

                       続

お泊り篇!何回か続きます!!ゼウスです。

妹は七月ちゃん!良い名前(なのか?)

主人公は元メガネだったことが判明しました。

察しの言い方は、小中どうだったかわかるかも知れません。

では、

<パロネタ・小ネタ解説コーナー>

今回も少ないです。

どこかのアニメみたいに、千住新橋のすぐ近くにあったりしないから、洪水の被害は受けにくい。

二回目かな?まんま吾反野ってでてきたらわかるよ。千住大橋の近くが聖地のアニメ、2017春毎週土曜日放送中!(勝手なステマすんません)


「おっそーい!」

「おまえは、某旧日本海軍特型駆逐艦かよ」

島風。まあ、40ノット超だからな。


日付跨いでしまってすいませんでした。

用事があまりにも長引いてしまって、ネタもあまり考えられずに、、、

明日辺り、午前中時間あったら、14の改稿作業をしたいかなと思ってるんで、よろしくお願いします。

明日は、16話!17,18と投稿したら、次は水曜日に更新します。

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