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第十二話 例のモブ

次の日の昼休み。

「まず、俺のクラスからかよ」

「そうですよ先輩!」

「てかなんで新城がついてきてるの?」

「えへへ」

えへへじゃねぇよ。

「う〜んと、新海原誠?」

「どこかで聞いたことありますね」

「いこうか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

別室に連れて行く。

そうでもしないとダメだからだ。

「んで、何故友達がいない?」

「借金」

え?

「高校生で借金ですか。某執事みたいですね。それ」

お前知ってたのかよ!

「んで、金持ちに、助けを求めたって?」

「はい」

「そしたら?」

「クズっていじめられて、友達がいなくなった」

重いんだけど。

「どうします?」

「頑張ってもらうしかないな」

「ま、俺と仲良くしておけばいいよ。なんか趣味とかあるか?」

「映画鑑賞とか?」

『おい、』

『なんですか?』

『分野外』

『私、人並みに映画見ますよ?』

『どうせ、アニメだろ』

『半分は』

コソコソ話でどうにかなるものではなかった。

「ま、いいや。帰り以外は力になろう」

「帰りは?」

「まあ、生徒会だから、仕事があるんだよ」

「部活はなんかやってる?」

新城完全にアシスタント役だな。

「ゼロです」

「こいつ、魔法の書です先輩」

「ちがうだろ」

やっぱ、新海原って、変なやつだよな。岸田のときといい。

「早く生徒会室に戻りますよ?」

「ああ、わかった」

「じゃ、教室に戻っていいぞ」

「ありがとうございました」

礼儀正しかった。

いいやつだな。

でも何故あんなに暗い部屋を選んだんだろう・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「眠い」

「そんなこと言わないでくださいよ、先輩」

「だっていつも、昼休み寝てるんだもん」

「可愛い、先輩」

妙に新城はニコニコしている。

「でも、朝のねぐせはどうかと思いますけど」

そこはな。

「でも、好感度高いと思いますよ?」

「なんで、そう思う?俺は岸田に変な噂建てられたんだぞ?」

「だって、一回全生徒が認めたんですよね?」

「だとしてもなぁ」

「実際、先輩のこと中学の時から知ってましたよ?有名でしたし」

「え?、そこまでなの、俺の人気」

「はい、クラスに一人、ジャ◯ーズ入ってるとか嘘広めてたくらいだったんですよ」

そんなに!?なんか、コーフンしてきた。

「そろそろ生徒会室ですよ」

「早いもんだな」

「先輩と話してると、時間があっという間ですね!」

「うるせー」

生徒会室の前に立つ。

いつも通りノックをした。

「合言葉を言え!」

「せんぱいだーいすき!」

「よし」

絶対俺じゃないよなぁ!そうだよなぁ!?

扉を開けると先生が仁王立ちして、弁当を持って待ち構えていた。

「ほれ、飯だ食え」

「せんせー、適当です」

「気にしたら負けだ」

「そうだよ、トモ」

「うへ」

「で、峰頭は?」

「あの子ならね。先生の椅子に座ってるよ」

貴族か、あいつは。

もしかしたら学校を操っているのかと思った。

あと今日は、風が強い。

だから今日摩耶ストッキングなんだ。これも一種の萌え要素。そうだろ!?

「もうそろそろ、体育祭だな」

「もう、そんな時期ですか?」

「ああ」

面倒くせぇ。でもやるか・・・

そんなことを考えながら、紐を引っ張ると暖かくなる弁当を食べた。

駅弁ショップでも行ったんだろう。

とても美味しかった。

授業では、眠くならないように、食べた後は、生徒会室のテーブルの上で、予鈴が鳴るまで、一睡した。

                      続

連投その2!ゼウスです。

<パロネタ・小ネタ解説コーナー>

新海原誠

わからない人のために説明しよう。

新海原誠。モブキャラ、以上!

なんか俺好きでもこんなのあったような・・・


高校生で借金ですか。某執事みたいですね。それ

地味に皮肉られる。ハヤテくん・・・(原作は、3巻まで読んだ)


「ゼロです」

「こいつ、魔法の書です先輩」

「ちがうだろ」

なんか、一人称我輩っぽいこと言ってそう。


5/1日分です。明日も、投稿しますんでよろしくです。

ってもう2日になりそうなのでこの辺で、ではでは〜

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