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精霊と亡国の姫君  作者: 皐月乃 彩月
4章 偽りの姫君
31/39

1話 そして少女は思い出す

新しい章です。

折り返しですね。

宜しくお願いしますm(_ _)m

 

それは瑠璃の断罪イベントが起きる1ヶ月程前の事であった⎯⎯⎯


とある田舎町の貧しい教会、親のいない子達が暮らす中で、その少女は目を覚ました。


「私……死んだ、の?」


少女は瑠璃や七星 ひかると、ある意味同じであった。

元は同じ世界で生き、そして死んでこの世界に転生した。


「精霊……滅んだ、氷の国…………ここは、あのゲームの世界なの?」


そして3人とも、この世界によく似たゲームをプレイした記憶があった。


「私の名前は、詩音……今は、一体何時なの?」


少女、詩音は薄汚れた窓ガラスに、かろうじで写る自分の姿を見詰める。

髪は薄汚れた灰色で、栄養状態が悪くてパサついている。

頬もこけて貧相な少女の姿が、そこにはあった。

環境のせいかゲームと大分違うが、それでもこの名前、この姿には見覚えがあった。


「レイレイ、レイレイ……居るの?」


詩音はゲームの記憶を頼りに、その名を呼んだ。

この世界が本当にあの(・・)世界なら、詩音の声にきっと応える筈だ。


「居るなら、応えてっ!……私に姿を見せてレイレイっ!!」


詩音は自分の周囲をキョロキョロと何かを探すように、視線をさ迷わせる。

すがるような、必死な声で。


「っ!!? あぁっ! やっぱり此処はっ、私はっ!」


詩音には、瑠璃や七星 ひかるとは違う点が1つだけあった。

それは死んだ時期であり、それ故に詩音には2人にはないある記憶(・・・・)があった。


「私は、亡国の姫。悪い魔女から王子を救う、救国のお姫様⎯⎯⎯⎯」


詩音は1人、恍惚と呟いた。


薄暗い廊下で、窓ガラス一面に霜がはっていた⎯⎯




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