第3話
ウォーン!ウォーン!
トオル「良い音だ」
ついにロードスターが納車され、走り屋デビューを迎える。
憧れのシルビアやシビックでは無かったが、ロードスターも、大好きな某漫画にも出てくるので悪くない選択だ。
トオル「(夜の)9時半か、そろそろ九竜峠に行く時間だな」
「九竜峠」は地元の走り屋達のホームコースになっており、夜10時にもなると、コースのスタート地点である駐車場に、地元の走り屋達が一同に集まる、走りのホットスポットだ。
今日はその九竜峠に田中と行く事になっている。
トオル「待たせたな」
田中「早く行こうぜ!ワクワクして待ちきれん!」
田中を途中で拾い、九竜峠の駐車場を目指す。
トオル「このあたりからコースだ」
田中「いよいよ来たか、おっ!」
ウゥーーン!
轟音を響かせながら、一台のスポーツカーに抜き去られた。
トオル「R34のGT-Rか、やっぱはえーな」
田中「見えなくなっちまったな」
山頂の駐車場に近付くにつれ、スポーツカーが目に付くようになってきた。
シルビア、スカイライン、インテグラなど、スポーツカーの展示会状態だ。
そして、いよいよ山頂の駐車場に着いた。
トオル「すげえ」
田中「何も言えねー」
トオルも田中もスポーツカーと走り屋達が一同に会している光景を目にして、感嘆の想いだ。
???「君ら、見ない顔だけど、新顔かな?」