表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

第2話

加賀に促され、店裏のガレージに案内された。

そこには、ところ狭しと、色とりどりのスポーツカーが並んでいる。

田中「すげー!シルビアにワンエイティにセブン!雑誌で見た車ばっかりだ!」

トオル「ホントにすごいです・・・例の予算内で買えるスポーツカーってどれですか?」

加賀「これなんだけど・・・」

ガレージの隅において合ったそれは、かなり年期の入った赤いオープンカーだった。

トオル「初代ロードスターですね。かなり古い車ですね」


「NA6C ユーノスロードスター」

日本が誇るライトウェイトスポーツカーで、世界で一番売れたオープンカーでもある。

1600ccで120馬力のNA(自然吸気)エンジンに軽い車体で、軽快なハンドリングがウリだ、が、しかしもう20年以上前の旧車である。


加賀「確かに古い車だけどアンダーパワーなFR(後輪駆動)は腕を磨けるし、良いと思うよ。その若さでスポーツカーってことは走り屋志望なんでしょ?」

トオル「あ、ばれてました?(笑)因みにこれ、いくらですか?」

加賀「特別に車検整備込みで、12万でどうかな?残りのお金はガソリン代にでもして、走り込むといいよ」

トオル「んー、魅力的な値段ですが、この古いロードスターで過酷なスポーツ走行出来ますかね?」

加賀「古くてもまだバリバリだよ。馬力もシャシ台計測でカタログ値出てるし、走行距離も4万キロ台だしね」

トオル「わかりました。これで腕磨いてみます。買います」

予算的にも選んではいられないだろう。これで腕を磨くしかない。

俺はロードスターを買うことにした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ