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プロローグ
暑い、暑すぎる。
うだるような暑さの中、俺は天を見上げた。
「これも来たる走り屋デビューの為だ」
そう自分に言い聞かせて、仕事に戻る。
俺の名前は神室徹
年は18歳の高校3年で血液型はO型だ。
学力も無い、スポーツや芸術の才能もない。
俺が誇れる事と言えば車の知識くらいだ。
俺は今、工事現場で肉体労働に勤しんでいる。
こんな暑い季節に何故そんな事をしているかと言えば、それは車を買うための資金調達だ。
「スポーツカー買って、峠を爆走してやる」
俺は無類の車好きで、某走り屋漫画のファンでもある
車の免許は18歳になってすぐに取得し、後は車さえ有れば走り屋デビューというところまで来たのだ。
欲しい車は決めてある。
シルビアS15スペックRかシビックタイプR(EK9)だ。
「よーし!稼ぐぜ!」
徹は自らを鼓舞し、仕事に戻った。