第75話 盆踊り
1 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:22:11.44 ID:bon_dance
田舎の盆踊りで体験した話。
怖いというより、
今でも少し不思議。
2 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:22:55.11 ID:occult
盆踊り系好き
3 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:24:10.20 ID:bon_dance
母方の実家、かなり山の方だった。
夏になると、小さい神社の境内で盆踊りやるんだよ。
提灯いっぱい吊って、
古い櫓組んで。
4 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:24:55.00 ID:cat
田舎の盆踊りって独特よな
5 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:26:11.33 ID:bon_dance
小学生の頃、
その盆踊りがすごく好きだった。
でも一つだけ変な決まりがあった。
「太鼓が止まったら、輪から出るな」
って。
6 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:26:55.44 ID:occult
逆じゃなく?
7 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:28:01.21 ID:bon_dance
子供だから理由知らなかった。
ただ大人たち、
その時だけ妙に真面目な顔してた。
ふざけるなって。
8 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:28:44.20 ID:cat
嫌なルールだな…
9 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:30:11.55 ID:bon_dance
ある年、
途中で急に太鼓止まった。
バン、って最後に大きく鳴って、
静かになった。
風の音だけ聞こえてた。
10 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:30:55.14 ID:occult
停電とか?
11 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:32:20.00 ID:bon_dance
分からない。
でもその瞬間、
輪の中の空気変わった。
みんな黙った。
踊り止めない。
音ないのに、
足だけ動いてる。
12 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:33:01.18 ID:cat
うわ…
13 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:34:44.21 ID:bon_dance
その時、
輪の外に女の人立ってた。
白い浴衣。
知らない人。
でも、
こっち見て泣いてた。
14 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:35:20.55 ID:occult
なんで輪に入らないんだ…
15 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:36:55.44 ID:bon_dance
小さい俺、
かわいそうになって、
そっち行こうとした。
そしたら祖母が、
ものすごい力で肩掴んだ。
痛いくらい。
16 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:37:31.22 ID:cat
ばあちゃん絶対知ってる
17 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:39:01.01 ID:bon_dance
祖母、
笑顔のまま踊ってた。
でも小さい声で、
「見るな」
って言った。
「今は帰ってきてるから」
って。
18 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:39:44.11 ID:occult
鳥肌立った
19 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:41:11.55 ID:bon_dance
しばらくして、
急にまた太鼓鳴った。
ドン、ドンって。
その瞬間、
みんな普通に笑い始めた。
屋台の声も戻った。
でも輪の外の女、
消えてた。
20 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:41:55.00 ID:cat
帰れなかった人だったのかな…
21 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:43:20.88 ID:bon_dance
あとで祖母に聞いた。
そしたら、
「盆踊りはね」
って言ってた。
「生きてる人だけのものじゃないんだよ」
って。
22 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:44:02.11 ID:occult
日本の怪談ってこういうのあるよな…
23 本当にあった怖い名無し sage 2026/10/12(月) 01:45:31.55 ID:bon_dance
今でも夏祭りの太鼓止まると、
ちょっとだけ怖い。
音が消えた瞬間、
何か別のものが近づく感じするから。




