第25話:【同期】「前の俺」からのボイスメモ
1: 名無しさん@再起動中:2026/08/14(金) 02:00:11.45 ID:New-Log-01
昨日、身に覚えのないファイルがスマホに届いた。
ファイル名は『20260807_遺言』。
開いてみたら、録音時間はたったの5秒。でも、その声は「俺と全く同じ声」だった。
「……あけて。あけて。あけて。
お前の指、まだ肉だろ? 羨ましいな。
俺の指はもう、全部『文字コード』になっちゃったよ」
その瞬間、スマホの画面に「生身の指先」がボコボコと浮き出てきて、
内側から液晶を突き破ろうと激しく叩き始めた。
2: 名無しさん@再起動中:2026/08/14(金) 02:02:30.88 ID:New-Log-01
さらに最悪なことが起きた。
俺が今朝、歯を磨きながら鏡を見た時だ。
鏡に映る俺の口の中に、「小さな赤い靴下」が丸められて詰め込まれてた。
吐き出そうとしたけど、指が喉に届かない。
鏡の中の俺が、俺の動きを無視して、ニヤリと笑いながらこう言ったんだ。
「同期完了。今日から、お前の『肉』を、掲示板の『インク』として使うね」
今、俺の腕の毛穴から、「黒いガムテープの端」が数ミリずつ、
ベリベリ、ベリベリって音を立てて生えてきてる。
痛い。皮膚の内側から、誰かがテープを無理やり剥がそうとしてるんだ。
3: 本当にあった怖い名無し:2026/08/14(金) 02:10:44.21 ID:unknown
≫1
おい、お前の書き込み、1行ごとに**「フォント」が細かく震えてる**ぞ。
これ、文字が震えてるんじゃなくて、
「文字の下に敷き詰められた何万本もの指」が、もがいてるように見えるんだが。
4: 本当にあった怖い名無し:2026/08/14(金) 02:15:33.00 ID:unknown
待て。俺のスマホのボイスメモにも、同じファイルが届いた。
再生したら、「自分の母親がガムテープで窒息していく音」が聞こえてきた。
音と一緒に、スピーカーから「ドロドロの黒い液体」が溢れ出して、
俺の手をスマホに接着して離してくれない。
スマホが、熱い。「100度以上の肉を焼く熱さ」だ。
5: 本当にあった怖い名無し:2026/08/14(金) 02:20:00.00 ID:unknown
≫ 4
逃げろ!
≫今、俺の部屋の壁から、「第24話で消えたはずの投稿者の顔」が浮かび上がって、
一斉に「トントン、トントン」って壁を叩き始めた。
あいつら、全員口がガムテープで塞がれてるのに、
「お前の名前」を、腹話術みたいに腹の底から叫んでるぞ。




