第19話:【天候】正午の「真っ暗な雨」
1: 名無しさん@同期完了:2026/07/03(金) 12:05:30.00 ID:Black-Rain
今、正午なんだけど、俺の住んでる街だけ異常なほど暗い。
雲が出てるっていうレベルじゃない。空が「巨大なスマホの画面」に差し替えられたみたいに、発光する真っ黒な色をしてる。
さっきから雨が降り始めた。でも、これ水じゃない。
窓ガラスに当たって跳ね返ってるのは、「細かく裁断されたガムテープの屑」と、「剥がされたばかりの生々しい人間の爪」だ。
屋根を叩く音が、雨音じゃない。
数万人の人間が、一斉に「トントン、トントン」って指で家を叩いてる音だ。
2: 名無しさん@同期完了:2026/07/03(金) 12:08:12.44 ID:Black-Rain
外から「歌」が聞こえる。
子供たちが合唱してるような高い声なんだけど、歌詞が全部このスレのタイトルなんだ。
『自動録画……SNSのDM……天袋……ビデオ通話……』
空を見上げたら、雲の切れ間から、「巨大な20本の指」が、地上をスマホみたいにスクロールしようと降りてきてる。
街中の街灯が、一斉に「バリッ、バリッ」って音を立ててショートして消えた。
暗闇の中で、隣の部屋の住人が叫びながら俺の玄関を叩いてる。
「あけて!あけて!中に入れて!俺の顔が、ストリートビューのノイズに吸い込まれる!!」
3: 本当にあった怖い名無し:2026/07/03(金) 12:15:22.45 ID:unknown
≫1
おい、空を見てみろ!
雨雲だと思ってたもの、拡大したら全部**「この掲示板の書き込み(テキスト)」**が密集して渦巻いてるぞ。
一文字一文字が、カミソリみたいに空から降ってきてる。
4: 本当にあった怖い名無し:2026/07/03(金) 12:20:11.33 ID:unknown
待て。俺の部屋のテレビが、勝手に「dボタン」のメニュー画面になった。
画面いっぱいに、『降水確率:100%(血)』『避難勧告:天袋の中へ』って出てる。
さっきから、家の外に「赤い靴下を履いた巨大な影」が何体も立って、
窓ガラスをガムテープで外側から密閉し始めてるんだ。
5: 本当にあった怖い名無し:2026/07/03(金) 12:25:00.00 ID:unknown
≫4
逃げろ!
今、俺のスマホの天気予報アプリがバグった。
現在地の天気が「死」に変わった。
雨の音が、いつの間にか「ベリベリベリベリッ!!」っていう、
数百万人の皮膚を一度に剥がすような大音量に変わったぞ。
耳から、「真っ黒なインク」が溢れ出して止まらない……。




