第121話 ロープ
1 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:11:22.44 ID:blue
これ、
俺が20代の頃の話。
今でも、
上野のあの辺だけは歩けない。
2 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:12:01.44 ID:aaa
何があった
3 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:13:11.22 ID:blue
忘年会帰り。
終電逃して、
酔い覚ましに歩いてた。
午前1時半くらい。
4 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:14:01.55 ID:bbb
その時間歩くと変なのいる
5 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:15:11.77 ID:blue
人気のない路地で、
女に声を掛けられた。
「すみません。
道に迷ってしまって」
6 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:16:21.44 ID:ccc
若い?
7 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:17:11.55 ID:blue
20代くらい。
白いマフラー。
黒いコート。
綺麗な人だった。
8 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:18:01.22 ID:ddd
終電逃したんかな
9 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:19:11.44 ID:blue
少し案内したら、
「お礼に温かいものでも」
って。
近くの古いアパートが彼女の部屋だった。
10 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:20:01.55 ID:eee
やめとけ
11 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:21:11.77 ID:blue
二階の一番奥。
古い六畳。
生活感がほとんど無かった。
12 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:22:11.44 ID:aaa
……
13 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:23:11.55 ID:blue
女が言った。
「棚の上のお酒、
取ってもらえます?」
14 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:24:01.22 ID:bbb
届かんのか
15 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:25:11.44 ID:blue
背伸びした瞬間、
首に、
冷たいものが触れた。
16 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:26:21.77 ID:ccc
……
17 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:27:11.55 ID:blue
青いロープだった。
輪になって、
天井から垂れてた。
18 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:28:01.44 ID:ddd
え
19 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:29:11.44 ID:blue
その瞬間。
女が、
後ろから体重を掛けてきた。
そこで意識が飛んだ。
20 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:30:01.22 ID:eee
怖すぎ
21 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:31:11.44 ID:blue
目が覚めたら朝。
大家と警察がいた。
22 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:32:11.55 ID:aaa
女は?
23 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:33:11.44 ID:blue
「この部屋、
空き部屋ですよ」
って言われた。
24 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:34:01.22 ID:bbb
……
25 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:35:11.44 ID:blue
昔、
その部屋で若い女性が首を吊ったらしい。
26 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:36:21.77 ID:ccc
……
27 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:37:11.55 ID:blue
使われたのは、
青いロープだった。
28 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:38:01.22 ID:ddd
女は何だったんだ
29 本当にあった怖い名無し sage 2026/12/21(月) 01:39:11.44 ID:blue
知らない。
ただ、
あの夜、
首に触れた感触だけは、
今でも忘れられない。




