第63話 食事会
第63話です。
楽しんでいってください!
「ヴェーヴちゃん!そろそろご飯だから食堂に行こ!」
「はーい!」
時刻は午後6時過ぎ。
ヴェーヴはベッドから立ち上がり、ぐっと伸びをした。
今までと同じように食堂の階段を上る。
階段を上り切った先に見えた光景は、今までとは異なるものだった。
まず、机の形が円形になっている。
そして何より、椅子がほとんど埋まっているのだ。
ヴェーヴは想像もしていなかった光景に少しあっけにとられる。
「ヴェーヴちゃんは私の横ね!」
張りつめた空気の中で、ノノの、少し場違いなセリフが響く。
ヴェーヴはノノの手招きに従って、横に座った。
ヴェーヴの左にはノノ、右はいつの間にかアルマンが陣取る。
円卓に座っている人を見ていると、何人か知っている人がいる。
ノノ、ラナ、アルマンはもちろん。
昨日のツアー中に分かれてから見てなかったヴェロニクと、図書館を一緒に回ったジョルジュも席に着いていた。
空席が残り3席、というところで、アルマンが立ち上がった。
「さて、この子が誰か気づいた人もいるでしょうけど・・・この子がヴェーヴ――ジェルヴェーズ。」
その時、ノノがそっと耳元でささやいた。
「ここにいる人がヴェーヴちゃんと行動する人たちだよ。ここの中、男の人ばっかりだから、絶対に誰かと一緒にいてね。」
ヴェーヴがその理由を理解できず、きょとんとしている間もアルマンの言葉は続く。
「と、言うことで、ちゃんと、この子の面倒見て頂戴ね?」
アルマンが全員をゆっくりと見渡してから、にっこりと笑い、こう付け足した。
「この子に何かあったら、分かってるわよねぇ?」
これまた、ヴェーヴがきょとんとしている中、円卓に座っている全員が表情を引き締めるのだった。
これからものんびり投稿していきます!
ちょこちょこ覗きに来てください!




