第59話 ツアー
第59話です。
楽しんでいってください!
※ここより前の全話、表現の修正などをしています。
また、文章の書き方も今回のものと同じように変えました。
話の内容は変わってない、はずです・・・。
部屋の奥にある階段を上り、最後の段に足を載せた。
こけないように下を向いていた視線を上にあげた。
そこは下の階とは雰囲気ががらりと変わっていた。
ヴェーヴの前にはどこか上品な空間が広がっている。
部屋の四隅には花瓶に生けられた花が飾られ、給仕と思われる人が数人壁側に控えている。
中央には白いテーブルクロスがかかった長机が1つ置かれていた。
「ヴェーヴちゃん、こっちにいらっしゃい!」
いつの間にか、金髪の男性が長机のそばに立ち、手招きしていた。
黒髪の女性は誰かに話しかけている。
ヴェーヴは男性に促されるまま、席に着いた。
男性はちょうど向かい側の席に座り、給仕の人のほうにちらりと視線を向けた。
「それじゃあ、自己紹介させてもらおうかしら。」
女性がヴェーヴの右斜め前――男性の左側に座ると、男性がそう切り出した。
「私はアルマン・クレールヴォワ。光の騎士団6番隊隊長よ。そして、彼女が――」
「ヴェロニク・デュポン。同じく5番隊隊長ね。」
「よ、よろしく、お願いします。」
アルマンがヴェーヴを見る目は温かみを帯びている、まさに母親のそれであった。
対して、ヴェロニクはどこか素っ気ない雰囲気で、少し怖い。
その時、ちょうどヴェーヴたちの前に料理が置かれる。
サラダ、パン、スープ、肉。
どれもおいしそうだった。
そして・・・どれもかなりの量が用意されていた。
いつもの食事量の1.5倍くらい。
アルマン、ヴェロニクの皿にはヴェーヴの倍以上の量があった。
「さっ、早く食べちゃいましょう。この後は、建物内の案内をするからね。」
そうして、ヴェーヴたちは食事を始めた。
「ここが訓練場よ。」
ヴェーヴたちは食事を終え、アルマンによるツアーが始まっていた。
驚くことに、2人は皿の上に乗った大量の料理をぺろりと完食していた。
僕も、全部食べちゃった・・・。
自分の食べた量を思い返し、苦笑しながら訓練場の中を見渡す。
訓練場の中ではたくさんの人たちが体を動かしていた。
素振りを繰り返している人。
訓練場内をぐるぐるとランニングしている人。
試合のようなことをしている人――。
それぞれがいろんなことをしていた。
そんな中、一際目立っていたのが――
見覚えのある、銀髪の少女だった。
これからものんびり投稿していきます!
ちょこちょこ覗きに来てください!




