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第4話 契約

第4話です。

楽しんでいってください!

 「そう・・・。そんなことがあったのね。話してくれてありがとう。」


リリスは優しくうなずき、ヴェーヴの肩にそっと手を置く。


「リリスさんこそ、僕を助けてくれてありがとう!・・・ございます。」


「ふふっ。普通に話してもいいわよ。」


「わかった!すっごく話しにくかったんだ。」


不意に、両親がいなかった時と同じ、胸がぎゅっと苦しくなる感じがした。


なんで、2人とも、いなくなっちゃったの?

僕って捨てられちゃったのかな?

それなら・・・。


急に黙り込んでしまったヴェーヴを、リリスが心配そうにのぞき込む。


「大丈夫?・・・何でも言ってね?」


「うん・・・。あのね、僕、村には帰れない。だから、行く場所がなくて・・・。」


「なんだ、そんなことだったの。なら、ここにいればいいじゃない!もちろん、手伝いはしてもらうけどね?」


リリスは、どこかほっとした表情で微笑んだ。

リリスの言う通り、ここにいてもいいのか。

そんなことを思いながらヴェーヴはリリスにちらりと視線を向けた。


「不安なら、契約しましょうか。」


「うん。」


ヴェーヴはこくりとうなずき、かすかに笑った。

そこから、2人で契約内容を決めた。


1つ。ヴェーヴがちゃんと働く代わりに、リリスは衣食住を保証してくれること。

2つ。少なくとも、ヴェーヴが成人するまで面倒を見てくれること。

3つ。ヴェーヴはリリスのことを深く知ろうとしてはいけないこと。


「えっ?なんで?」


3つ目の条件を聞いた時、ヴェーヴは思わず、といった調子でリリスに聞いた。

リリスさんは少し目を伏せて、柔らかく微笑んだ。


「秘密よ。もしかしたら、いつか分かるかもね?」


少しの違和感を残して、ヴェーヴはリリスさんに雇われて暮らすことになったのだった。

これからものんびり投稿していきます!

ちょこちょこ覗きに来てください!

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