第35話 夕陽色のドレス
第35話です。
楽しんでいってください!
「お待たせしました。こちらはいかがでしょうか。」
そう言って店員はヴェーヴたちの前に3着のドレスを並べた。
淡いピンク、明るいレモンイエロー、そして夕陽のようなオレンジのドレスだ。
ヴェーヴはオレンジのドレスに目を奪われた。
ノースリーブのワンピースに近い形のドレス。
プリーツスカートは膝よりも少し下まで流れ、後ろへと緩やかに長くなっている。
白いフリルやリボンが控えめに飾られ、とても可愛い。
「気に入ったものはあった?」
「うん!オレンジのドレスがいい!」
「じゃあ、試着してみましょうか。」
「それでは、こちらへどうぞ。」
店員について行き、個室で着替えさせてもらう。
着替え終わって個室を出ると、リリスとクレールが待っていた。
「いかがでしょうか。」
「似合ってるわね。」
「かわいい!!」
鏡の前に立つと、そこには、普段とは少し違う「僕」が立っている気がした。
瞳の色によく似たオレンジの布に金髪が映える。
スカートのすそをつまんで、くるりと回ると、スカートがふんわりと広がる。
「ちょっと、かわいい、かも。」
その瞬間、リリスの表情がふっと和らいだ。
「それにしましょうか。」
「うん!」
嬉しそうに笑う少女を見て、リリスはわずかに目を細めた。
これからものんびり投稿していきます!
ちょこちょこ覗きに来てください!




