第22話 仮面の裏側
第22話です。
楽しんでいってください!
集合場所にはすでにラヴィが立っていた。
「あら、お待たせしてしまいましたか?」
「いや、さっき来たところだ。そちらこそ、思っていたより早かったな。」
「少し疲れてしまったので。」
2人とも、どこか疲れたような笑みを浮かべる。
「なら、早く帰ろう。御者に連絡を・・・。」
ラヴィが近くにいる使用人に声をかけようとした時、それをシャシャが止めた。
「ラヴィアン様、連絡はすでにしております。そろそろ馬車がつくところだと思いますわ。」
「そうか。では、行こうか。」
ラヴィはシャシャの手を取り、歩き出す。
はぁ、やっぱり絵になるわね。
・・・?
視線?害意は無いようね。
リリスはもう一度周囲を見回して、問題ないと判断し、少し先を歩いている2人の後を追いかけた。
「お疲れさまでした。」
馬車の前でミレーヌが待っていた。
リリスたちは馬車に乗り込み、出発してからようやく息をつく。
「はぁ・・・。まったく、何なのよあの人たち・・・。やたらと酒飲ませようとするし。」
ラヴィがぐったりと背もたれに沈み込みながらつぶやく。
その隣でシャシャがピクリと反応した。
「お酒・・・?」
「・・・ちょっとだけよ。」
「お酒、飲みたい・・・。」
シャシャの表情が明らかに変わる。
ラヴィとリリスは焦ったように顔をひきつらせた。
・・・ラヴィ、頑張りなさい。
リリスは無関係といったふうに窓の外へと視線を向ける。
それを見て、ラヴィは少し顔をしかめた。
「ラヴィ、帰ったらお酒飲もう!」
「・・・もう遅いからダメ。」
「えー・・・。ダメ?」
「ダーメ。それに、あんたはしばらく飲酒禁止って言われてたじゃない。」
「うっ・・・。」
やっぱり何かやらかしたのね・・・。
自分も遭遇した事件のことを思い返しながら苦笑する。
「でも、お金はちゃんと払ったもん!」
「金の問題じゃないわよ!店の酒全部飲み干したことが問題なんでしょうが!」
「だってあれ、おいしかったんだもん!」
「言い訳になってないわよ!」
その後も2人は言い合いを続ける。
リリスは笑いをこらえながらおもむろにエレーヌへと視線を向けた。
彼女もリリスと同じように笑いをこらえるように肩を震わせていた。
これからも時々長いものを投稿するかもしれないです。
気にせずに楽しんでください!
これからものんびり投稿していきます!
ちょこちょこ覗きに来てください!




