第19話 入場
第19話です。
楽しんでいってください!
仮面を着けてすぐに馬車が止まる。
「どうやら到着したようですね。ご武運を。」
エレーヌは頭を下げ、3人をを見送った。
リリスたちは馬車が動き出したのを見届けてから、会場の入り口へ向かう。
「招待状を。」
入り口近くにいた執事服の男性に声をかけられると、ラヴィが金貨を3枚手渡した。
「確認いたしました。どうぞ、ご自由にお楽しみください。」
男性はお金を内ポケットにしまいながらそう言う。
そうして、リリスたちは入り口を通り、会場の中に足を踏み入れた。
「ラヴィアン様、なぜ招待状ではなく、お金を渡したのですか?」
リリスは事前に決めていた偽名でラヴィに問いかけた。
今回、シャシャはシャル、リリスはリリーという名で潜入することになっている。
仮面舞踏会なのだから、フルネームを名乗る必要はない。
これで十分なのだ。
「ああ、この夜会は資金集めのために開催しているようなものだからな。お金を渡せばだれでも参加資格を得られる、というわけだ。」
「なるほど・・・。」
そう話しながらホールに入る。
音楽が流れる空間。
ペアになって踊る人。
食事をする人。
談笑したりしている人。
それぞれが、思い思いにこの舞踏会を楽しんでいた。
「それでは、別れようか。私はあちらへ行ってくる。」
そう言ってラヴィは男性の輪の中へと歩いて行く。
「それじゃあ、私たちも行きましょうか。」
シャシャはゆったりとした動きで女性が多いエリアへ足を向けた。
「はい。お姉さま!」
今回、リリスは護衛役としてきている。
だから、シャシャの近くで注意を払っているだけでいいのだ。
リリスは怪しまれない程度にがんばろうと気合を入れ、シャシャの後について行った。
これからものんびり投稿していきます!
ちょこちょこ覗きに来てください!




